468. 『あかくま50』~最強伝説!キルすっぞ!リターンズ配信~③
ゲームのロールは結局、あるとちゃんがスナイパー、すずめちゃんがアサルト、バニラ様がタンク、ありすちゃんがサポートとなり、ゲームが始まっていく。
「とりあえず楽しんでいこう!ゲームに集中しちゃうとコメント拾えなくなるから、あのバニラさん、ありすちゃんも良かったらコメント拾ってください」
《うむ。分かったぞい》
《はいですの!》
《早速気になったのあるので拾おうかの。『なんで今日はオフコラボにしたんですか?』と来てるぞい》
「あると先輩がボクを、ゲームじゃなくて物理で倒そうとしてるからですw」
「違うだろwすずめちゃんとは話したことなかったし、仲良くなりたいなって。あと他箱のバニラ様とありすちゃんと初めてだろうし緊張しちゃうと思って側にいるためだよ?」
コメント
『あるスパ始まったんだが?』
『魔性のゴスロリ』
『口説いてるだろそれw』
「えぇ?みののんボクのこと好きなの?困っちゃうんだけど」
「みののんって呼ぶなw」
4人での即席チームではあるが、順調に敵を倒しながら雑談を続けていく。
「ありすちゃん。アーマーある?」
《大丈夫ですのあるとさん》
「ここ安置だね。ボクは回復しとこ」
《そう言えばあるとさんの……前?に配信してる期間って結構短かったと思うのじゃが?》
「ごめんなさいバニラさん気を使わせてwあるとは元々配信者じゃなかったんですね?大会とかは出たりしてたんですけど。でも時間的に配信が出来るようになったから、配信やり始めたんですけど……すぐにスカウトされたので半年くらいしか配信してませんでしたw」
コメント
『時間的?』
『察しろw』
『勉学中だったんだろw』
『卒業して時間出来たんだよ』
『若いんだから分かるだろw』
「あると先輩。なんか年齢までバレてませんかw」
「もういいよwどうせバレてると思ってるし」
《バニラ様はあるとさんとすずめさんと試合したことありますの?》
《え?まぁ……すずめさんとはあるぞいw》
「え?あるんですかバニラさん?」
「あの!他箱の1期生のVtuberの先輩なので、あまり詳しく言えないんですけど……あの……バニラ様って……あ。チャット送ります!」
コメント
『ラインあるからな』
『Vパレさんに怒られないようにね』
『すずめちゃん偉い』
《……w……ほうwえ?どこで分かったのじゃ?ワシは配信で声違うと思うのじゃがw》
「やっぱり!いやさっきのプレイ観てて……知ってるプレーヤーがバニラ様っぽいなって思ったので。そっかそっかw」
「すずめちゃん知ってるんだバニラさんのこと?」
「はい。あると先輩も名前見れば分かりますよ。絶対聞いたことあるプレーヤーですよw」
「えっ名前どれ?……あーっ!はいはい……そうなんですね。あれ?でもコントロールやってませんでしたっけw」
《あるとさん!それはダメじゃw》
コメント
『あるとちゃんw』
『特定班やめろよ?』
『コントロールだけじゃわからん』
《いやコントロールをやらないのは、Vパレの箱でFPS配信大会とかがあるから、必然的に役割としてタンクが多くなっておるからじゃなw》
《でもプレイだけで分かるものなんですの?すごいですのすずめさん!》
「あれはボクの中でもすごく印象に残ってる試合だから。どの大会かは言えないけどねw」
《この話題危なそうなのじゃw次の話題を取るぞい『初めまして。私はFPS初心者なのですが、友達からいつもアサルトを任されます。上手くなるにはどうしたらいいですか』と来ておるな》
「なんか急に真面目な質問w」
コメント
『FPSの質問来て助かる』
『FPSなんだからそれでいいんだよ』
『確かにw』
《ありすはどうしておるのじゃ?》
《ありすは……やっぱり練習が1番だと思いますの。あとはチームを組んでるなら立ち回り?でも結局は経験だから、上手い人の配信とか観て参考にするのがいいと思いますの!》
《じゃな。アサルトをやってるプロの配信とか、大会の配信とか観ると為になると思うぞい》
「同じアサルトだけど、のっさんはどうなの?」
「のっさんって言わないでよあると先輩wまぁ……真面目な話しをすると、持論だけどアサルトって撃ち合いに負けたらダメだから、体力が減ると生存しようとする人多いんだけど、それだと逆にどんどん相手チームに陣地取られて上手くいかなくなるんだよね。だから体力が減り出したら、あえてベイトしてチームを逃がしたり、みののんみたいなスナイパーを信じて最後まで粘ったほうがアサルトの立ち回りとしてはボクは好きかな?」
「あっ!お前どさくさに紛れてみののんって呼ぶなよw」
初めてのコラボの割には息ピッタリの2人。コメント欄を拾いながらまったりと配信は続いていく。