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530. 『秋の配信ウィーク!ゲームの秋』頭脳パズル全200問すべて解き明かすぞ!配信 1日目~③

530. 『秋の配信ウィーク!ゲームの秋』頭脳パズル全200問すべて解き明かすぞ!配信 1日目~③




 時間は15時。『ゲームの秋』の配信は他の秋のミッションをミラーしながら続けている。数独を解いていたえるるちゃんは無事に50問すべて解き終え、今はリリィさんがクロスワードの問題を解いている。


 コメント

『ママ意外に早いw』

『クロスワードは知識だから』

『そうだぞ!年齢関係ないからな』


「ちょっと!私を年寄り扱いするんじゃないわよ」


「リリィ先輩今何問目ですか?」


「今は12問目。私は今日は19時までだから出来るところまで頑張るわ」


「あのキサラ先輩は今日は……?」


「キサラは今日も明日もこの配信しか仕事はないわよ」


「あっそうなんですね……」


 コメント

『団長』

『今だぞ』

『えるファミは応援してるぞ!』


「いや……まだいいじゃん……なんで言うの……」


「どうしたの?えるファミが応援してるけど?」


「あっいやその……すぅー……」


「なんでえるるちゃんが緊張してるのw」


「もしご迷惑じゃなければ……キサラ先輩……アタシの家にお泊まりとか……しますか?」


 コメント

『団長可愛い』

『勇気を出したな』

『博士は推しだからな』


「お泊まり?あー……確かに1度帰ってからまた明日来るのも面倒よね。えるるちゃんがいいなら泊まろうかしら?」


「えぇ!?マジですか!?嬉しいんだけど!えるファミのみんなアタシやったよ!」


「大袈裟ねw」


「なんか私の後ろでてぇてぇするのやめてもらえない?なんか……やる気失せたわw」


 コメント

『ママw』

『リリィ様にはオレがいます!』

『オレも!』


「魔月眷属が騒いでますねw」


「ありがと眷属たち。私には魔月眷属がいるものね?頑張るわ」


「ん?あ……きゃあぁ!来たぁ!」


「ちょっビックリしたw何ですかキサラ先輩?」


「ちょっと静かにしてえるるちゃん。今『音楽の秋』にいのりん合流したから!しばらく1人で雑談しててw」


「キサラ先輩w」


 コメント

『子羊さんおるw』

『博士w』

『いのりんがえるるちゃんの曲歌うらしいよ?』


「え……なんでえるるちゃんの曲?」


「えっ本当に?ありがとうございますいのり先輩!あの癒しボイスで『君だけのエール!』聴けるなんて最高!」


「はぁ?えるるちゃんいのりんに何かしたの?」


「してませんw睨まないでください怖いですキサラ先輩w」


 コメント

『いのりんの歌声』

『癒されるな』

『本物の音程w』

『やめろw』


「酷いなぁwアタシも頑張って歌ってるから」


「いや本当にいのりの歌はこう……癒されるわよね」


「はい……キサラ先輩ガン見じゃないですかw」


「静かにして!聴こえないじゃない!」


「怒りすぎよキサラw」


「あはは。怒られたw」


 コメント

『博士マジじゃん』

『怒りすぎw』

『いのりんの歌だからな』


「すごい97.975点!アタシもコメント欄でお礼言おう『いのり先輩ありがとう!横で睨まれてます(TT)』っとw」


「えるるちゃんだけズルいわ。……赤スパ投げたらいのりん歌ってくれるかしら?……『……いのりん次は誰の曲歌うのかしら?おすすめは頭文字が『PかM』の曲のがいいかなって。むしろどっちも……とか?全然いのりんに任せるけどね!』と」


「本当に赤スパ投げるんじゃないわよキサラw」


「いやいや。リリィ先輩これは推し活ですから、私利私欲じゃないですよ?きっといのりんの子羊さんとキサラの研究員さんの『いのキサてぇてぇ』派がキサラの曲をいのりんが歌うの期待してますから。ファンサですよ!」


 コメント

『私利私欲だろw』

『ファンサw』

『必死だな博士』

『次ママの曲だってw』


「はぁ!?なんでなんで!?なんで焦らすのいのりん!?もしかしてこっちの配信観てるの!?」


「落ち着いてくださいキサラ先輩w」


「しかも『Queen's Pride』とかいのりんのお清楚のイメージが穢れるからやめた方がいいわよいのりん!」


「おい!ちょっと誰が穢れてる曲歌ってるってw」


 ミラーをしているいのりさんがそのままリリィさんの『Queen's Pride』を歌っていく。


 コメント

『いのりん好き』

『なんかエロかったな』

『最高すぎ』


「なんか恥ずかしいわねwとりあえずコメントうっておこうかしら『……さすがですいのり様。横で発狂してる博士がいるんだけどw』と」


「なんでいのりん……もしかして赤スパ足りなかったのかしら『……赤スパいくらなら歌ってくれるの?5万?』」


「キサラ先輩w」


「あなた赤スパ送るのやめなさいよ」


「さすがにもう送りませんよw……でもいのりんに焦らされるのも……悪くないわw」


「もう、それガチ恋ですよキサラ先輩w」


 とこの後、きちんとキサラさんのオリジナル曲の『PowerGate』『Moment』をいのりさんが歌い『ゲームの秋』とは関係ないところでキサラさんだけが1人盛り上がっていたのだった。

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