600. 『姫お覚悟を。LINEドッキリ大作戦おかわり!』配信③
コメント
『先生の通話』
『どうなんだろう』
『姫どうする?』
「それではスタッフさん。最後の動画お願いいたします」
そして最後の動画が再生される。
【事務所の収録スタジオにて。みるく先生も合流し、最後の通話が始まる……】
「はい。えっと時間は22時を回ったぜい。お疲れ様でした。引き続きお嬢とあるとには参加してもらってるぜい」
「クララですわ」
「あるとです」
「あと主役のみるく先生もよろしくw」
「はい。頑張りますねw」
「あと、つむぎは時間の関係で退社したから。動画を観てるリスナーさん、そこんところよろしくなw」
コメント
『会社員だからなw』
『そっかw』
『忘れてたな』
『つむつむいないのか』
「ということで、ましろ先輩に通話をかけるんだけどその前に、お嬢ってみるく先生と初めて?」
「こうやって直接会うのは初めてですわね?あの初めまして伊集院クララですわ」
「初めまして牛谷みるくです。お会いできて嬉しいです……その……Fmすたーらいぶの『いい女』にw」
「おい!弄るなw」
「いやぁ……本当に裏と違いますよね~w」
「うるせぇ。言うな。黙れ」
コメント
『お嬢はいい女だよな』
『優しさ出てる』
『クララお嬢様好き』
『嘘だろ?』
『クララかまされてるぞ』
「チッ……クララお嬢様な!」
「いやいやコメント先読みしてんのか?w当日のコメント欄言ってねぇかもしれねぇけどw」
「絶対言ってますわよwわたくしには分かりますものw」
「クララって言ってるコメント欄があることを祈るか。裏で大人しいゴスロリちゃんも初めてかい?」
「大人しいは余計ですけどwあるとは3D御披露目の時に会いましたよね?」
「はい。あると先輩は大人しいゴスロリちゃんでしたw」
「やめてくださいみるく先生w」
コメント
『あるとちゃんは素直だから』
『それな』
『可愛い』
「ということで、早速ましろ先輩に通話するか。準備はいいかいみるく先生?」
「大丈夫ですけど、怒られたらどうしようw」
「きっと注意はすると思いますわよ?でも怒ることはないですわよましろ先輩なら」
「姫先輩はすぐ配信を面白くしようとしますけど、裏はきっちりはしてますから。優しくフォローしてくれますよ」
「じゃあ……申し訳なさそうにしますねw」
「なんかましろ先輩の株あがってんだけどw」
コメント
『姫は優しいから』
『姫怒るか?』
『楽しみw』
「えっと……あ。お疲れ様です。すいません突然通話してしまって。今お時間大丈夫ですか?」
《うん。大丈夫だよ》
「すぐに連絡するべきだったんですけど……そのLINEの件なんですけど……ましろ先輩は内容って見ました?」
コメント
『正直に言うのかな?』
『庇って言わないかも?』
『いや姫は言うはず』
《うん。見ちゃったかな》
「ですよね。その……その事を誰かに話したりしました?」
《いや、さすがに誰にも言ってないかな》
「そうなんですね。良かったです……」
《えっと……あのみるく先生?一応さ、今回はましろだったけど気をつけたほうがいいよ。誤爆とかで色々問題になっちゃうからさ》
「はい。すいませんでした」
《まぁ……色々大変だと思うけど、ましろが助けられることがあったらいつでも頼ってね》
「ありがとうございます。ましろ先輩……あのすいませんでした。失礼いたします……うわぁ!すごい申し訳ないんですけど!めっちゃ優しいw」
コメント
『姫大人だな』
『オレたちのましろん!』
『最高だよな!』
「ということで、ドッキリ動画はこれで終わりだぜい。ちなみに明日と明後日に偽企画のドッキリ撮るからなお嬢とあるとw」
「忘れてましたわw」
「そうか。あるとはやるんだw」
「しかも知った状態でやるからバレないように演技よろしくw」
コメント
『草』
『確かにそうかw』
『まぁ姫にはバレてないから』
『演技派だな』
「みるく先生もありがとな」
「いえ。ましろ先輩!今度美味しいご飯つれていきますねw」
「じゃあ未来の『さくつむ』よろしく!」
と動画はここで終わり、収録スタジオに戻ってくる。
「なるほどwいやぁでもドッキリで良かったよ」
「ましろ先輩。これに懲りて順番守ってくれないとw」
「そうだねw次はましろの番だよね?えっとみるく先生、クララちゃん、あるとちゃん……あとつむぎちゃんね?ましろ心に刻んだからw」
「怖いです姫様w」
「なんか巻き込んじまったかこれ?ということで配信はここで終わりだぜい。次の『まくら』のドッキリ楽しみにしててくれな?それじゃお疲れ!またな~!」
こうして壮大なドッキリ企画『姫お覚悟を。LINEドッキリ大作戦おかわり!』の配信は終わりを迎える。ドッキリを仕掛けられたけど、本当にいい企画を考えるよ七森さんは。さて、次はオレの番だからな……ドッキリを仕掛けるときは面白くしたいよな。