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第1章 第3話 初仕事⑦

「ムリムリムリムリカタツムリー!!!!」


 ゲロ吐きそうになりながら、ぐちゃぐちゃになった死体を片付けて(人間の死体と人喰の死体に分けた。研究所に持っていくらしい)全部が終わったときにはもう、朝日が昇っているところだった。




「朝焼けキレイダナー」


 遠い目をする私に、蟹原部長が微糖の缶コーヒーを渡してくれた。


「ありがとうございます」

「どうやった、初仕事は?」


「正直辛かったです。やっていける気がしません」

「がはは」


 蟹原部長は男らしく豪快に笑うと


「でも、給料これ高いでー?」


 と指でお金マークを作った。そんな下世話な。


「それにな、」

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