「あなた、何~?」
テーブルの上を片付け、掃除機で塵や埃を吸い始める僕に何太后さまは声を返してきたから。
「何姉さんは、いないようだけれど。どうしたの?」
僕は掃除機をかけながら首を傾げると。
「姉上さまならば、皇甫嵩を共に連れて、分家の御爺さまに連れられ、島中の親戚周りにでかけよった」
何太后さまはまたソファーに横になり、自分の綺麗で長い足をパタパタとお尻フリフリとファッション雑誌を見ながら僕に言葉を返してきた。
しかし僕のお爺ちゃんの従兄になるお爺ちゃんと何進将軍が何故一緒に出かけたのかは。僕自身もよくわからないから。
「……何で?」
と言葉を返した。