「……理君にも何進将軍は以前から言っていたではないですか? 分家の御祖父殿に町長にならないか? と誘われていると……。特に分家の御祖父殿も以前町長と言うものをされていたから、もう一度一族から町長や市議会議員に県会議員……。それに我が家には遠縁にも政治家等もいるみたいですから。国政にも政治家を出したいのだと言っていましたから。何進将軍を取り敢えず町長にするために親戚への挨拶周りに連れて行ったみたいですよ」
僕が言葉を返せば大きな液晶画面でドラマを観ていた
「……あっ! そう言えば、そんなことを言っていたよね、お爺ちゃんが……」
僕は頭の中でポン! と手を叩きつつ、そんなことがあったことを思い出せば。
「……ただいま、かえりましたわ……」
僕に続いて、同じ学園に通う。超人気者……。とうとう学園のアイドル枠を通り越して県内レベルの人気者になりつつある、舞姫貂蝉の奴がツンツンと帰宅をしてきたから。
「おかえり……」
と僕が言葉を返せば。
(済)