しかし僕自身がいつまでも、
『うわぁ~、どうしよう?』、『どうしたらいい?』
と頭を抱え続ける訳にはいかないから。
僕は慌ててスマートフォンを握り、ミリオンのサポートセンターの書き込みを始めた。
そして僕は今度はミリオンのサポートセンターの、コール嬢のお姉さん宛てに愛を込めてと言いたいところだけれど。
あの時の僕はとにかく狼狽して真っ青な顔でいた訳だから。
「(すいません。許してください。僕は大人しくメンテナンスが終わるのを待ちますから許してください。僕が三國オンライン戦記の運営会社さまへと書いてメールをした内容文は只の冗談だったのですよ。あっ、ははは。だから警察の方には連絡をしないでください。お願いします。本当にごめんなさい)」
と、僕は口では大きなことを言った訳だけれど。最後は大人達の権力やお金の力の前に屈してしまい。
「エンエン」と男泣き……。
「お、大人……。大人って奴は……」
と嘆き、愚痴を漏らしながら泣いた。
しかし僕の悲しみはこれくらいの言葉で癒される訳ではないから。
「ううう、大人……。大人って奴は……。国家権力やお金を盾にして、子供の僕を力でねじ伏せてきた……。だから本当に悔しい……。悔しいよ……」
と、僕は更に『エンエン』と嘆き、不満を漏らすと。
(済)