僕の真っ赤な瞳に張角三姉妹がキ〇ッ愛のように映らない。
「何処? 何処?」
僕は独り言を呟きながら無我夢中で張角大師を探索し続けた。
◇◇◇
「こいつら、マジで、うざい!」
「面倒だ!」
「反射シールド!」
「反射ウォール!」
「撃てぇ~!」
「撃て! 撃て!」
「放てぇ、えええっ! サンダーボルト!」
僕が血相を変え張角三姉妹を探索していると、女性達の荒々しい声が複数聞こえてきた。
でッ、その中には僕自身も聞き覚えのある声音の多数聞こえてきたから。僕は声がした後方の部隊へと遠眼鏡の視線を変える。
すると僕が最初に伏兵の策を嘆願した
そう後方で黄巾党の後続部隊……。
まあ、この世界は三國志オンライン戦記の世界だったから兵糧の後詰部隊はいないけれど。
それでも後続の部隊へと次から次へと攻撃し、混乱をさせているはずの
そして董旻さんや董擢さん、曹洪達……。漢と魏のキラ星の覇王や軍師、名将達がね、たかが盗賊風情に何故か苦戦している様子が僕の瞳へと移る。
「えぇ~? うそ?」
だから僕は驚嘆するのだが。このまま事情がわからず