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第156話 激突! (7)

 だって曹操孟徳孟徳自身も戦史ではけっこう戦に負け、後れをとっているのを僕自身も知っているから。

 僕は何太后さまの連合の祝福の一つである通信システムを使用して、自分の脳内から。


「(孟徳……と言うか? みんなどうしたの? 後ろで大騒ぎ……。混乱しているようにこちらから見えるけれど?)」


 僕は曹操孟徳孟徳の隊と徐栄の隊へと尋ねた。


「(上! 上!)」

「(上からぁっ!)」


 徐栄と郭嘉先生が僕へと慌てて告げてきた。


「(えっ?)」


 僕は二人の言葉を聞き驚嘆した。


「(理君~! 頭上からぁあああっ! 空から攻撃がぁあああっ!)」


 僕が驚嘆すれば曹操孟徳孟徳のやはり慌てた声が聞こえてきた。


 それも曹操孟徳孟徳と曹洪の二人が顔色を変え、上を指さすから僕は何だろう? と思いつつ顔を上げ、空を見上げる──!


 何かいるのかな? と思いながらねぇ。


 するとさ、曹操孟徳孟徳と徐栄の隊の上、頭上にね──! 沢山の兵達……。


 それも各自各々が黄色い頭巾を被った埴輪仕様のおもちゃの兵隊達の姿──。各自各々が自身の背中にゲーラカイトのような翼を背負ったおもちゃの兵隊達の姿が映るから。


「(えぇ、えええっ! な、何あれは~?)」


 僕は驚愕しながら叫ぶように曹操孟徳孟徳や徐栄の隊の者達へと尋ねた。



 ◇◇◇



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