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第176話 黄巾の乱、第二幕終わり! (7)

「ああ、その台詞ならば儂も李儒に告げたぞ」


 董卓閣下が転生後の僕を初めて訪ね、黄巾党討伐の策を尋ねてきた時に同じ台詞を告げたと曹操孟徳孟徳と張角大師へと張り合うように、チイパイで胸を張り告げるけれど。


「董卓と曹操……。二人は、そんなことはどうでもいいことです~。それよりも張角~、朕の陛下に何用です~、説明を直ちにしなさい~」


 まあ、冗談が通じないと言うか? 一応は董卓仲頴閣下曹操孟徳孟徳の二人がまたこの場を穏やかなものへと戻し、張角大師とゆるりと話をしようと策を練ったのに。何太后家のお母ちゃんが超不機嫌極まりない顔と声音尋ねるから。


「うん、うん」

「そうそう」

「確かに~?」

「何用ですか~、張角さま~?」


 貂蝉と王允さまが首肯……。荀攸が納得すれば、荀彧さんが僕の代わりに張角大師へと……。


 それもお姉さま達、お嬢さま達は声音は笑っているけれど、麗しい御顔の方が今は超スーパー不機嫌な顔……。大変に恐ろしい顔で尋ねる。


 またいつもニコニコと満身の笑みを浮かべている天女さま、精霊さま達が大変に恐ろしい顔をしている訳だから。


「何だ、こら~!」


 夏侯惇惇姉さんが唸り、ワン! と吠えれば。


「張角ふざけているのか?」

「貴様~、私達を舐めているのか~?」

「張角表にでろ! うちが喧嘩をこうちゃ、るから」

「いや、私だ。私」

「いぃ~ん、や、うちが張角とタイマンを張るから」と。


 まあ、家のヤンキー姉ちゃんの精霊さま達……。


 夏侯淵に曹洪……。李粛に牛輔……。悪来典韋に徐晃…。于禁に李典と……。許昌や涼州、長安、洛陽のヤンキー姉ちゃん達も張角大師へとキャンキャンと不満──! 悪態をつくのだが。当の本人である張角大師魔女さまは全く気にもしない様子で。





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