【竹取家21:00】
「よぉ!親愛なる我が47万人の部下たちよ、1日ぶりだなぁ。エルフ軍人のデザート・イーグル様だ!…前もって報告していたように俺様は昨日、久しぶりの休暇を取らせてもらっていたぞ♪」
✱「少佐こんばんはであります!」
✱「こんばんは!」
✱「イーグル少佐お疲れ様です」
✱「待っておりました」
✱「昨日は何をされていたのですか?」
亜沙美は毎夜21時から配信をしている。彼女が配信活動を始めてから昨日が2回目のお休みだったと言うほど、彼女は毎日毎日欠かさず配信をしていたのだが…今夜の配信はロミータとほぼ同じ年数の配信活動をしている【デザート・イーグル少佐】の挨拶から始まった
「んっ!?昨夜か?…気になるか?ふっふっふ、教えてやろう。教えてやらん事もない。昨夜は一泊二日で温泉旅行に行ってきたのだ♪」
✱「そうなのですね」
✱「楽しまれましたか?」
✱「どちらに行かれたのですか?」
✱「おひとりですか?」
✱「たまにはゆっくりしてください」
ミネア・イーグルスはエルフ軍人という変わったキャラで配信をしているのだが…その上官のような口調の為なのか?視聴者(ぶか)たちは揃って彼女に対し目上の人を相手にしているような敬語で話している
「場所と人数が気になるか?…もちろん1人ではないぞ!1人旅行をするくらいなら、貴様らを相手に配信している方が楽しいからな!」
✱「流石イーグル少佐!」
✱「一生ついて行きます!」
✱「感激であります」
✱「俺たちの少佐殿は最高だぜ!」
「さてとだ。貴様らもツイ最近、俺様の所属しているコンプリに新しいライバーが所属したのは知っているな?」
✱「アミちゃんですか?」
✱「そういやココ、アミちゃんの配信枠ですね」
✱「と、いうことは」
「そうだ、察しが良いな!新人の女子高生ライバーの浅宮アミと一緒にだ。さあ、アミも来るのだ!」
「皆さんこんばんは〜♪AA(ダブルエー)VTuberの浅宮アミですぅ。今回は出身地がお隣の県ということもあって、愛知県出身のイーグル先輩ともう1人の…」
「こんばんは〜…イングランド系ハーフVTuberのロミーです。よろしくね〜…」
いつもの様に軍人の様な挨拶をしたミネアに続いて元気良く挨拶をした亜沙美。更にその亜沙美から紹介されたロミータだが…
✱「3人で行ってたんですね」
✱「楽しそうですね」
✱「こんばんは!」
✱「あれ?ロミータちゃん元気ない?」
✱「ホンマや、大人しいな」
✱「遊び疲れたとか?」
✱「体調大丈夫ですか?」
元気良く挨拶した2人に比べ、明らかに元気の無いのが伝わってきたロミータ。視聴者たちもいち早くその事に気が付いたようだ
「はぁ…やっぱり説明しないと駄目みたいだねぇ…本当はアミの口からは言いたくないんだけどなぁ…」
「良し、分かったアミ。俺様に任せておけ!部下たちとアミーゴの諸君。ロミータとアミが百合カップルと噂されているのは知っているな?」
✱「やっぱりそうなんや」
✱「特にロミータちゃん凄いし」
✱「いっつもアミちゃん可愛がられてる」
✱「百合カップルだったか」
✱「てぇてぇな」
亜沙美がコンプリに所属する前から、亜沙美とロミータはオフコラボ配信を何度もしていたので、2人が近くに住んでいるとか、一緒に住み始めたとか、百合関係なんじゃないのか、という噂が出ていた
「ロミーちゃんのスキンシップが激し過ぎて困ってるんですよぉ…」
「そうなんだよ。温泉旅行中にだな、朝まだアミが寝ている間にだな…アミを丸裸にして、彼女にデビュー祝いのプレゼントであげるつもりで持っていたセクシー下着に着替えさしたんだよ…」
✱「着替えさせた?」
✱「プレゼントに下着か」
✱「あれ?ってことは…」
✱「もしやアミちゃん丸裸にされた?」
✱「ちょ、夜這いやん」
✱「ロミーちゃん積極的すぎんか?」
流石に勘の鋭い視聴者たちは気が付いたようだ。下着の着替えともなれば、全裸にさせられたのだという事に…
「ε٩(๑>ω<)۶зもう!本当に恥ずかしかったんだからねぇ!ロミーちゃんってば信じられないよぉ!」
「ほ、本当にごめんなさいアミ。もう許して〜、本当に反省してるから〜」
✱「流石に酷いな」
✱「男でもビビるわ」
✱「マジ引くわ〜」
✱「アカンでロミーちゃん」
✱「俺が見たかった」
✱「盛り過ぎ〜」
視聴者(アミーゴ)たちの意見も、寝ている亜沙美を無理やり全裸にひん剥いて着替えさせた事に関して、否定的な意見で溢れていた。流石のロミータも、今回ばかりはやり過ぎたという事を改めて認識させられたようだ
「本当にごめんなさい〜」
「知りません!」
アミとロミーの百合カップル配信のてぇてぇさを今まで見てきている視聴者も、流石に今回はロミーを擁護出来ない感じだし、当人たちも気まずい雰囲気が流れていた。果たして今夜の配信はどうなってしまうのか?
続く