夢に現に
煌めく夜の街
夏の灯
朝顔の浴衣の君がはしゃぐ
追いかける僕
君が何かを叫ぶ
雑踏に消える
七夕
夜の夢
七夕の夜は
夢幻の街
浴衣の人の波
いつもよりはしゃぐ君
夏の香りがした
笑顔の君は
一体何を叫んだのだろう?
声は遠く
音は
泡沫に変えてゆく
僕は想う
これは
七夕が見せた
美しい夜の夢なのだと