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✾また明日
いつもの黄昏の帰り道
人の波に流されながら行き先を持て余す
僕らは沈黙したまま言葉を探していた
大人になればなるほど
言いたいことは伝えられず
「ありがとう」も「ごめん」も沈黙に変わった
僕らがなりたかった大人は
僕らが歩んできた今日は
“今”じゃない
アスファルトを踏む度足枷が増えてゆく
それでも“今”を変えたくて
僕は希望をこの言の葉に編む
「また明日な」
これは明日を呼ぶためのおまじない
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