カーテンからこぼれる蜂蜜色の光
まだ新調したばかりの檜ひのきの文机
おろしたてのイチョウ色に染まる手帳に
今日という名の物語を綴る
きっと明日は
今日より輝いている
昨日より鮮明に
淹れたばかりの金木犀の儚く香る紅茶をおともに
秋の物語はよりあざやかに咲きほこる
季節を味わう
料理を味わうように
昨日も
今日も
「いい日でありますように」
わたしの世界を味わう