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告白のとき4

 久しぶりに堪能できる、タケシ先生との甘いひととき。


「んっ、ぅん……くっ…ンン!」


 恥ずかしがり屋の恋人は、自分の姿が見えないように、きっちりとカーテンで外からの光をシャットアウトし、なおかつ自分の声を聞かれないように顔を横に向けて、手の甲を噛んでいた。


(今更って感じなんだけどな、俺としては――)


 ちょっとだけ呆れながら強引に手首を掴み、口から離してやる。


「おいっ、何をする!?」

「だって、タケシ先生の感じてる声が聞きたいしさ。赤面して乱れてる顔だって、じっくり見たいのに」


 素早く反対の手首も掴んでやり、ベッドに磔にしてやった。こうすれば、もう逃げられないだろう。


「離してくれ……」


 切なげに瞳を揺らしながら懇願するその顔すら、すっげぇ愛おしく感じる。困り果てるタケシ先生の耳元に、そっと唇を寄せた。


「イクまでこの手を離さない。だから覚悟してよ」

「やっ……息を吹きかけながら、そんなこと言うなって!」


 俺としてはもう少しだけ甘い雰囲気にしたいのに、どうしてこの人は素直に言うことを聞いてくれないのか。


 ――すっげぇ感じまくってるクセにさ。


 拘束している両手首を片手で掴み、空いた手でタケシ先生の片脚を持ち上げ、自分の肩に乗せてやる。


「あぁ、それ……ダメ、だって……ば、ひっ!」


 逃げかける腰を追うように、奥深くにぐいっと突き刺してやった。


「こんなに感じてるのに、どうしてイヤがるの?」

「くぅっ…激しくっ、する、な……ってば、っ…ぁあ!」

「タケシ先生の中、すっげぇ熱くなってるよ。もっと感じてって」


 追い討ちをかけるように腰を打ちつけたら、容赦なく締め上げられ――


「もしかして……自分で自分の首を絞めてる、かも」


 感じまくるタケシ先生の上で、顔を引きつらせるしかなかった。


 つづく

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