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【本編】会社を作るよ創造神

第42話 条件に当てはまる世界がない?そうだ、京都(未来)へ行こう!

 さて、社長に寝起き異世界ドッキリしてからはや20時間弱。

 僕は今社長と一緒に口宮くんの家に無断で侵入していた。

 え、そんなの犯罪じゃないかって?何言ってんだ、ここ僕の世界なんだし第一昨日社長にも同じことしたじゃないか。

 この世界では僕がルールだし、僕を邪魔できる人なんてこの世界にはいない…ことはないね、うん。

 なぜか居座ってる神皇さまとかなら普通に僕のこと止めれるわ。

 でも神皇様は普通に僕のこと見て楽しんでそうだから無問題もーまんたい

 僕の覇道を止められる人なんていないのさっ!!


「さて社長」

「なんだねワトソンくん」

「ワトソンくん…?まぁいいや。で、口宮くんを飛ばす世界はどこがいい?社長みたいな目の前にドラゴンが〜とかもできるけどそれじゃあ面白くないでしょ?」

「そうだねワトソンくん、だから私はズバリ、『目が覚めたら額に銃口が?!なぜか朝起きたら超未来のSF都市でヤバそうな連中に包囲されてたドッキリ』を所望するよ」

「なにそれ面白そう」


 うん、ドラゴンのドッキリよりも断然いい。

 認めるのはなんか癪だけど少なくとも面白そうなのは確かだね。

 だけど一つ問題があるんだよね。


「ーーでも、そんな世界他にあったっけな?」

「え、問題そこ?」

「うーん、少なくともそんなに発達してる世界はなかったと思う」

「ないのかぁ...」


 ...うん、ないね。

 軽く確認してみたけど少なくとも今の時点で機械が発達している世界はない。

 魔法がめっちゃ発達してる世界ならいっぱいあるんだけどね。

 やっぱり、機械類はまわりの素材によって発達できるかが変化するからかあんまり発達が著しくないよね。

 そんな機械つならMP


 ...あ。


「そうだ!未来京都へ行こう!!」

「え?」

「今の時点で機械が発達してる世界はないけど未来の地球は結構機械類が発達してるはずだからね。この世界の地球は...なんか滅んでるけど並行世界の地球は残っとるしそっちに行こう!」

「え?え??地球滅びるの??????」

「未来に行くなら...うん、今日は無理だね」


 一応、今から未来へ行くこともできるけど時間軸を移動するには神皇様と、その世界の管理者からの許可をもらう必要がある。

 そう考えたら、今すぐにでも許可を取りたくなってきた。

 神皇様なら「いいよ」って即答するだろうけど、その世界の神様はそう易々と許可することはないからね。

 なぜかって?自身の世界じゃないんだし自由に暴れるバカみたいな狼が昔いたんだ。

 今はもう封印されてるし、世界の警備体制も強化されてるとはいえ、同じようなことをしない馬鹿がいないとは断言できない。


「よし、また追って連絡するから今はもう帰ってね」


 そうと決まれば即行動。


ーー《転移 家》


 即座に社長を家に放り投げ、僕は神皇様に連絡しに行くことにした。

 どうせこんな大きなことをするんだったら配信もしたいし、3Dに関することも考えとかないとね。



ーーーーーーーーーーーーーーー



「...ということがあって未来に行きたいんですけど」

「え、面白そうじゃん。僕も行きたいしいいよ」


 あれからすぐ転移で帰ってきて早5分、神皇様に今回の経緯いきさつと並行世界の未来に行きたい理由を軽く説明したら即許可をもらうことができた。

 うんまぁ、予想通りだよね。

 この神皇様、僕以上に面白いこと好きだし。


「で、そのドッキリするところを配信したいんですよ」

「はは〜ん、僕は別にいいけど、何か問題でもあるのかい?」

「いやですね、最近僕思い始めたんですよ」


 VTuberになりたいと神界を抜け出してきて結構たった。

 最初はアバターを手に入れるために配信しながら政府に凸ったり、

 世界に僕のことを神だと認めさせたり、

 某米国首相を連れて配信しながら某露国家り、ワラジムシを消しとばす。


 その後、やっとVTuberになれたとはいえ、まだVTuberとして配信した数は両手で数えれる程度。


 つまり、これから導き出される答えとはーー



ーー「僕、別にVTuberでなくてもよくね?って」


 ぶっちゃけ、配信時間を比べると、僕がVTuberとして活動している時間と、最初の実写配信+クリスマスで暴走した配信を合わせた時間だと、実写の配信時間の方が多いのだ。

 しかも、その実写配信の方が盛り上がってるっていう。

 これじゃあ本末転倒だよね。

 僕は普通の配信者として活動するのも面白いとは思うけど、僕はあくまでも創造神系VTuberとして活動したいのだ。


「確かにそれは一理どころか10理あるよね」

「でしょ?ってことで僕、この世界のVTuberっていう概念を根本から覆したくて」

「ほう?どんな感じに?」

「最近のVTuberって3Dライブとかしてる人いるじゃないですか」

「いるね、ホロなライブとかブイなスポットとか」

「僕もその案に便乗して、この機にこの世界に『フルダイブ型3D機器』を普及させようと思いまして」


 僕、結構SAOソードアートオフラインとか好きなんだよね。

 あの作者さんが希望するならもう無条件でスキル上げちゃうくらいには好き。

 だから僕、フルダイブ型MMORPGとかプレイしてみたいなって思ってたんだ。

 え?異世界に行けば済む話じゃないかって?

 そうじゃないんだよ、フルダイブってところにロマンがあるんじゃないか。

 グリフィンドールにマイナス5万点。


「うーん、それはなぁ」

「やっぱり、フルダイブ技術の普及には何か問題がある系ですか?」


 一応、今の生物学と科学技術じゃ実現することは難しいから僕がこの世界に普及させようと思ったんだけど、あまり神皇様の反応はいいとはいえない。

 こんなのでも神の皇、何か未来を見据えてーー


ーー「僕、3次元より2次元の方が可愛いと思う派だし」


 否、見据えてるのは世界ではなく自身の好みの問題だった。


「えぇ、そこですか?」

「なんだいその顔は!重要な問題だろ?」

「別にフルダイブが普及するからって、今の3Dが廃れるわけではないですよ?」

「そうかなぁ...?」

「ほら、この世界ってやっぱり金が全てですから。視聴は誰でもできるようにする予定ですけど配信自体は一部の企業とかしかできないようにしますって」

「うーん、なら良いかな。僕もリアルSAOソードアートオフライン体験してみたいし」

「本当ですか?!それじゃあちょっと総理に凸ってきます!」


 そう言って僕は、その場を飛び出すのだった。

 やっぱり商標取るなら会社とか立てた方が良いのかな?


ーーーーーーーーー総理視点ーーーーーーーーーー


「あぁ、米が!米がうまい!!」

「じー」


 私は今、なぜかいきなり目の前に現れ私を見つめる創造神の前で全力で米をかきこんでいた。

 うぅ、胃がいたい。

 だってそうだろう?創造神が私の前に現れる=なんかとんでもないことをやらかすということ。

 いきなり世界を滅ぼさないだけマシだけど、これまでの凶行から察するに碌でもないことをすることは容易に想像できる。


「うぅ...うぅ...」

「じーーーーー」

「うぅ......」


 反応したら負け...反応したら負け...だけど立場的に無視することができないというジレンマのせいで、胃痛どんどんとひどくなる。

 このまま行ったら...ヒッ。

 想像するだけで胃が痛くなる。

 なんで朝ごはん中にいきなり現れるかなぁ...


「ねぇ」

「ヒィッ?!」

「怯えすぎじゃない?」

「いや...だって...」

「今回はそんな辺なことしないよ?」

「信じれないですって...」


 そうして、またもや胃痛の原因となる何回目かの創造神とのお話⭐︎対談が始まるのだった。


ーーあとがき⭐︎ーー


創造神「今回はそこまで辺なことしないのに...ひどい」

総理「また東京消されたりしないよね...?」

フルダイブ技術を発表、閲覧だけは格安でできるようになるのは碌でもないことにはいらないのだろうか()


なんとこの小説、ネオページのカクコンの一次選考突破しました!

10万文字まで書いたら最終選考への参加権が手に入るので連載再開します。

でもなぁ...ネタがねぇんだ

てことでいつも通りのフォームにネタを送ってくれたら採用する可能性あり

ぜひネタをください

これは特にストーリーもない行き当たりばったりなアレだからどんなネタでもOKだよ!

お得情報: 特に最近のニュースとか入れてるネタは採用確率アップ!

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