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第47話 幼女、暴走。口宮、デスゲームに参加する

「やだ!!」

「「えっ?」」

「あたしスキルまだ使いたいもん!」

「「えっ?!?!」」

「だいたいあんた誰よ!あんたみたいなチビにあたしの超絶ウルトラなスキルが封印できるわけないでしょっ!」

「「えっ...」」


 4歳児、暴走。

 あれ?おかしいな。

 僕が履修したラノベでは白髪碧眼幼女ってこんなキャラじゃなかったはずなんだけど。


「はっ、あたしはあんたとは違ってスキル使用経験も、もあるの。あんたみたいなちょっとスキルが使えるようになって鼻が高くなってるのとは違って、あたしはちゃんと訓練してきたんだから」


 スキルでの戦闘経験?この世界で??


「君...もしかして転生者?」


 ほら、クリスマスに神皇様と秋葉行った時も転生者っぽいのいたしこの世界に転生者がいるのは確認できている。

 この年齢でそこまで喋れるのは普通におかしいしこの子、もしかして転生者なんじゃないかなって。


「え、何よ転生者って」

「あ、ちがうの?」

「あたしはあたしよ!」

「えぇ...」


 悲報、この幼女、話が通じない。


あんたには関係ないでしょ!」

「「ん?」」

「え、君やっぱり生き返ってる?」

「え?えぇ。帝国兵にやられたと思ったらなぜかあたし、この世界に生き返ってたわ。きっとあたしが女神様に気に入られたおかげね!私を神の遣いと崇めなさい!!」

「いや、その...」


 あぁ。これ、多分転生者の存在を知らないから自分が転生者だって自覚できてないタイプだね。

 普通に転生者だこれ。

 あと、転生って自然現象だから基本神が干渉することなんてないんだよねぇ。

 ここまでスキル持って尚且つチョイスが美や芸術だからアフロディーテに気に入られてる可能性はあるかもだけど...ねぇ。


「神本人たる僕が君を崇める必要ないよね?」

「えっ?」

「確かに」


 幼女、困惑。

 口宮、納得。


「か...神?」

「じゃないと普通にスキル封印とかできんよ。ほら、念動力使えるか試してみてよ。封印してるから使えないはずだよ?」

「えっ?...あっ、あぁ!あたしの【念動力】!!」

「ほら、使えないでしょ?一応スキルの『剥奪』じゃなくて『封印』だから一生使えないってわけじゃないけど、封印の解除条件は君が中学生になったらにしてるよ」

「あ、あなた...本当に神なの?あたしの王国にもスキルを封印できる人なんていなかったわよ」

「第一スキルっていうのは世界へのアクセス権限みたいなものだからね。君の【念動力】は任意の物体の座標を確定させる権限だし。そのスキルを封印する=権限を一時的に無効化するに等しいんだ。そんな権限を持つのは神くらいしかいないよ?」

「う...嘘」


 めっちゃ呆然としてらっしゃる。

 え、そこまで僕が神なのって変かな?


「ねぇ口宮くん、僕自信無くしそうなんだけど」

「お前にそこまで神の尊厳がないってことじゃないの?俺だって最初にお前みた時『誰だこのチビ』くらいにしか思わなかったし」

「よし、君の給料早速減給ね」

「はぁっ?!」


 そんなこんなで、僕は口宮くんを事務所に入れることに成功するのだった。

 この幼女、僕の事務所に入ってくれたらバズりそうだなぁ。

 未来に期待するとしよう。


ーーーーーーーーーー


「で、僕は早速フルダイブを発表したい!」

「は?」

「お、もう発表するの?」


 時は変わってあれから2日。

 渋谷に購入(総理にたかった)した事務所で僕は今、口宮くんと神皇様と集まっていた。


「いやいやいや、フルダイブってなんのことだよ?」

「あれ?僕言ってなかったっけ?」

「何も言ってねぇぞ。説明しろ」

「僕が事務所建てようと思ったのってさ、元といえば君にドッキリがしたかったからなんだよね?」

「もうされてるが?目を開けたらいきなり事務所に入れられるドッキリをもうされてるが?」


 あんなのドッキリに入らないでしょ。そこまで面白い内容でもないし。


「で、僕はドッキリを配信したいと思ったわけよ。そのほうが面白いだろうしね」

「いやいや、ふざけるな?」

「でも配信しようと思っても2Dじゃなん物足りないし今の3Dじゃ結局2DだしだったらもうリアルSAOソードアートオフライン作っちゃおうかなと思って」

「いやいやいや、やめろ?そんなくだらない理由で第四次産業革命を起こそうとするな?後オフラインだったら誰とも会えねぇじゃねぇか」

「やだ。第一僕がスキル配布してる時点で産業革命くらい起きるでしょ。後そこは言葉のあやよ、著作権的にね?」

「...一理ある。あとメタい」


 その産業革命が世界を救う礎になるんだしいいほうでしょ。

 問題は全て僕の思いつきで実行されているってところだけだしね。


「ほら、もう実物は用意してるんだよ」

「は?」


 そうして僕が取り出すのは、僕が昨日深夜テンションでデザインした工事現場のおじさんたちが付けているヘルメットみたいな形をしたヘッドセット。


「これを被って『ナ○ブギア起動』っていうだけでVR世界にダイブできるんだ」

「いやいやいやいや、完全に名前アウトだろ」

「知らん。ほら、被って被って」

「あ、ちょっ?!やめろ!飛び跳ねるな!!」


 ふふふ、この姿の僕のすばしっこさは星間戦争のヨーダにも匹敵するんだ。

 君が逃げられるとは思わないことだね。


「よし!ーー『起動コマンドを唱えろ!』」

「ナー○ギア起動...は?」


 そうして、口宮ぐちみやくんは倒れていくのだった。

 これ人でテストしてないんだけど大丈夫かな?


 そうして、僕はさっそく仮想世界を覗き始めるのだった。



ーーーーーー 口宮視点 ーーーーーーー


「ここどこぉ...」


 ゼウスに無理やりナーブギ○をつけられ起動コマンドを謎の力で唱えさせられてから早1分、一瞬意識が暗転したかと思ったら何故か俺は謎の森にいた。

「あたりに広がる熱帯雨林、俺の所持品は...ごぼう一個。終わったな」


 そう、所持品は何故か持ってるゴボウのみ。

 なんだよ、このごぼうで猛獣でも殴れってか?死ぬわ。


「おーい!ゼウスっ!!見てるんだったら返事しろー!!」

『やーい、口宮くんのばーか!』


 ゼウス創造神の作った世界なんだし、俺のことを見ているんじゃないかと思い叫んだら、案の定反応。


「お前帰ったら覚えてろよ?」

『そもそも君が帰って来れるかが問題なんですけど...』

「は?」

『いやね?そういえば僕ってばこのナーブ○ア作ってから人間で試したことなかったんだよね?』

「は?」


 デバッグをしていない...だと?!


『で、今口宮くんが初めての使用者なんだけどなんかこの電脳世界からの脱出条件が配信しながらボスを倒すってなってて』

「は?」

『僕がこの脱出条件を無理やり書き換えようにも多分この条件適応したのアフロディーテくんだしそれなりに時間がかかるんだよね』

「何してんのあの駄女神」


 いやほんとに何してるのあの駄女神。

 実際に俺が会ったことはないがアフロディーテってあれだろ?

 あの東京を一夜で消し飛ばした大量殺人を司る女神。


『いや違うよ?彼女一応美を司ってるからね?本来なら殺しなんてしない女神だからね?』

「だか殺しただろ?」

『僕の巻き添えを食らった人が哀れでならないよ。ってことで多分指で円を描けばホログラム的なサムシングでメニューが表示されるはずだから。そこから配信開始してね』

「えぇ...アカウント関連は?」

『This machine was made from god power.』


 その神様パワーで早くここから出してくれよ...


ーーーーーーあとがきーーーーーーー


 いつもよりかは少し短め

 後ついでにブランクか何かで描き方拙め

 許せ、現在テスト週間なんじゃ



 嫌がらせとか配信の案があったら下にお願いするぞ

 https://forms.gle/UQ8DAcitM2MKhtGx5

 きたのはストーリーに影響を及ぼさないのを選ぶしぜひ送信してクレメンス

 コメントとかLINEに送られてきたのだと流石に見落としがある



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 してくれたら僕が飛び跳ねながら喜びます!!

 ついでに僕のもう一つの小説も読んでくれたら嬉しいです(小声で


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