妹が生まれ、お兄ちゃんになった「たっくん」。
聞き分けが良く、我慢強いたっくんだったが、ある日、お兄ちゃんをやめると宣言した。
一ヵ月に一度、たっくん視点で語られる、赤ちゃん返りをテーマにしたお話です。
「おにいちゃんだから」と言われ我慢したり、親から怒られたり、妹に大事なぬいぐるみをとられたりと、第一子の複雑な心理状態を、拙いけど今たっくんが持っている精一杯の言葉で表現しています。
たっくんが「びりびりのおむね」を感じたところは、私の胸もキュッと締め付けられるような苦しい感じがしました。
その後、たっくんは妹を受け入れ、兄妹の「兄」として走り出します。
第二子出産前後のお父さんお母さんに読んでもらいたいお話だなと思いました。