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第4話siroi-iki

ゆっくりと吸って吐いた息が

白くなる季節に

どっかに落としてきた熱が燻ってる気がする


恋せよ乙女 そんな流行りの歌を焚き火にして

夜を明かす

本音がたまに暴走しそうになる

心の中に浮かぶ光景

ただ、わけもなく駆け出したくなって

そんな瞬間ー


見上げた夜空にデタラメな新たな星座を描いて

それを声高に、心の中で叫ぶんだ

まだ消えていなかった熱が導火線になる

息が白くなる季節の花火

ただそれだけで

心は踊り明かす、白い息を吐きながら


流行りに流されて

憧れに騙されて

たまに全部壊したくなるけど

中途半端に前に進んで

それの繰り返しに深い意味なんていらないみたいなんで

意味がないと価値がないわけでもないみたいなんで

ただ今は音を感じて

心も一緒にノラシテ・・・

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