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孤独な巫女と世界樹の龍~芽吹く契りは比翼の夢を見るか~
孤独な巫女と世界樹の龍~芽吹く契りは比翼の夢を見るか~
うおせか むい
異世界恋愛ロマファン
2024年11月26日
公開日
23.4万字
連載中
【木・日 22:00頃更新】 世界樹の枝に住む出来損ないの巫女と龍のファンタジー。 はるか昔。 魔物の脅威から逃れるため、人々は世界樹へと登り、それぞれの枝へと住み分けた。 そのうちの一つ、とある枝の小さな村から物語は始まる。 かつて龍を守り神と崇め、しかし時代とともに信仰が薄れつつある止まり木村。 そこで若くして両親を失い、当代の龍巫女になったキリノは、 歴代でも最低クラスの『出来損ない』と呼ばれていた。 長く虐げられてきた彼女だったが、 ある日、村の守り神である『龍神様』が忽然と姿を消したことで、 その仕打ちは決定的なものとなる。 「巫女が出来損ないだから龍神様に逃げられた」  誰も頼る者もない状況に、とうとう限界を迎えるキリノ。  そんな彼女の前に一人の男が現れる。 「俺はおまえが仕え、世話してきた龍神。――この村の守り神だ」 「……は? バカじゃないの?」  これはそんな二人の物語。 ※念のためセルフレーティングを『暴力描写在り』に変更しました。  極端な表現は予定しておりません。

第1話 巫女

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