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052 べき論

人生百年時代。

このたび俺も九十九歳で往生した。

数え年なら百だから文句も言うまい。

しかし、天国へ行けると思っていたが、そうではないらしい。

しかるべき相手に抗議し、天国は俺を受け容れるべきだ。

『そんな傲慢な考えだからお葬式の参列者が居ないんですよ』

その声は、我が愚妻ではないか。

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