わさわさと
茂る草木の
勢いで
細道消えて
道が判らじ
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穀雨の時期にもなると、お山の中で多くの草木が生い茂り細道が判らなくなる。
普段は使わない場所の安全を確認しながら整えて、ついでに野草や薬草を集めて配り歩く。
資材の運搬や定期便で動いている村人が小道の情報を配達先に知らせて、その情報は共有される。
共有された情報を基に、野草と薬草に詳しい村人が子供たちを連れて指示を出して歩く。
そうして5日おきぐらいに、たちまち小道も整うお山なのでした。