雨宿り
板の上には
雨蛙
背中眺めて
鼻歌一つ
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雨宿りができる小さな屋根が、お山の道中に建ててある。
素足で休める板もあり、その板の上に雨蛙が背中を向けて静かにしていた。
雨蛙は歌っていないが、自分が鼻歌を歌う。
だいたいの村人は、こんな風に心地よい時間を過ごすのが上手なのでした。