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遍歴騎士と未来人
遍歴騎士と未来人
碧美安紗奈
歴史・時代外国歴史
2024年12月31日
公開日
9.8万字
完結済
妖精と魔法が存在した時代、十三世紀。 先祖の覗きに由来する罪で、十代半ばで妖精メリュジーヌの呪いを受け、およそなんでも斬れる〝ジョフロアの大牙〟の能力を得た遍歴騎士の少年クロード・オリヴィエは、一人ヨーロッパをさまよっていた。シャンパーニュ伯領の子爵に関するいざこざで、仲間であったピエールという少年騎士やセシールという修練少女らと喧嘩別れしていたのだ。 そんな中。彼は、自称「二二世紀の未来人」で同年代くらいの変な日本人美少女スミエ・キサトに遭遇し、彼女を悪魔オーガの襲撃から救う。そして乱暴なスミエに振り回されながらも、驚くべきことを告げられる。 なんと未来では魔法が失われその実在も歴史の捏造で忘れられており、このため突如人間界を襲撃した妖精たちに対処することができず、人類が絶滅の危機にある。というのだ。 スミエは、そんな未来で唯一発明に成功した魔法と科学の融合の産物で無限のエネルギーを生む〝ゼノンドライブ〟を託され、人類を救うべく過去を訪れたという。 鍵となるのは、〝ハーメルンの笛吹き男事件〟と呼称されるものだった。

Le 19 juin 1284

覗きと痴話喧嘩

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