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若様僧侶の怪事件禄~頼朝の息子は鎌倉に帰りたくない
若様僧侶の怪事件禄~頼朝の息子は鎌倉に帰りたくない
兎緑夕季
歴史・時代日本歴史
2025年01月01日
公開日
16.9万字
連載中
【第4回NSP佳作受賞・ネオページ契約作品】 陰陽師不在の京の都を駆け抜ける見習い僧侶が遭遇するのは怪異か…それとも? 僧侶である貞暁は京の都で穏やかに過ごしていた。 しかし、自身の叔父だと名乗る伊達義宗との遭遇をきっかけに命の危険にさらされるはめになる。 すべては鎌倉幕府創設者たる源頼朝の血を受け継ぐ息子という理由だけで…。 幕府から送り込まれた刺客の対処に追われる中、京には災いを引き起こす瘴気も立ち込めて…。 貞暁が持つ人ならざる力が必要になる事態が? 鎌倉時代を舞台に将軍に手が届く青年が紡ぐ物語の幕があける。 【毎週火曜日・金曜日更新予定です】 ―主要な登場人物― 貞暁(さだあき)/武丸(たけまる)…僧侶の主人公。源頼朝の庶子で過去のとある出来事から負の気に通じる鬼力を纏っている。 伊達義宗(だて よしむね)…鎌倉から流れてきた落ち武者。貞暁の叔父を名乗るが? 藤原定家(ふじわら ていか)…有名な歌人。信仰深く怖がりな一面があり、貞暁によく泣きつく。 藤原因子(ふじわら よるこ)…定家の娘。父親同様に和歌を嗜む姫君。 

第一章

第1話 貞暁と定家

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