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第32話 three、one、twe、done

「い……今はまだ、そういうのは考えていなかったと言いますか……。あともし入るとしたら、中学時代からお世話になっていた、女神の息吹が1番可能性が高いと思います。」


:義理堅いんやな、いおりん

:そんなとこも好きやで!

阿平沙也加:ふふ~ん。うちは話題になる前から彼女の実力を見抜いていたものね!まあ当然でしょうね!

箱崎保:うちだって知り合ってたら見抜いてたぞ!自分だけが特別みたいに言うな!

皇あかり:えええ?ダンVtuberとして活躍していくつもりなら、ダンVtuberも多いうちのほうが、色々サポート体制揃ってると思うよぉ?

ルカルカ:それはうちだってそうだよ!それにもうコラボもしてる関係だし!

三喜屋城介:ダンVtuberか……確かにうちにそれはいないが……くっ!

三天株式会社@兼崎:ダンVtuberとしての活動を念頭に置かれていらっしゃるのであれば、専用の部署を立ち上げさせていただきますよ?

ネクストステージプロジェクト@平沢:弊社では既に剣呑寺いおり様専用部署を立ち上げており、受け入れ態勢は万全です!

諏訪野美咲:部署立ち上げてんの!?気ぃ早っ!って、うちもだけどねw

Urban Strategy Hulex Corporation@aster hicks:Would it be possibleせめて素材を優先的に譲って to at least give priいただけませんでしょうか?ority to handling the materials?


materials素材?Do you mean the jelジェリーバルーンの皮膜のことですか?ly balloon membrane?It doesn't 構いませんよ matter.」


Urban Strategy Hulex Corporation@aster hicks:I'm at the Japan私は今日本支社にいます。 branch.Let's decide日程を決めましょう on a date.How many何日後なら? days later?three3日後は?


one明日で.」


Urban Strategy Hulex Corporation@aster hicks:twe?明後日なら


done結構です.」


:three、one、twe、doneのテンポが気持ちいいなw

:doneってそんな風にも使うんだ

:いおりん英語話せたの!?


「いえ、以前皆さんに使った、視界を共有する方法の言語版です。世界中の人を相手に、言語はあってないようなものだって説明したじゃないですか?そういうことです。」


:じゃあ英語のテスト常に満点やな!

:なんつー羨ましいチートぶり

:通訳いらんのか!それは凄いな


「ええと……。聞き取るのと話すのと読むのはいけるんですよ。でも書くのはまた別の話みたいで……。英語はちょっと苦手ですね。」

 と美織が困惑したように言う。


:漢字読めるけど書けない、の英語版かw

:なるほどw

:なんでもオールマイティにはいけんかw


「そうですね、だからいつも70点くらいです。えへへ……。

 あ、ちゃんと実力で解いてますよ?」

 と美織は恥ずかしそうに笑う。


:いおりん、偉いな

:真面目な子や

:教えてあげたい


ah.Please contact連絡先はこちらの us at this free emaiフリーメールまでお願いしますl address.We will contact 後ほどご連絡しますyou later.」


 美織が配信上にフリーメールアドレスを貼り付ける。途端に凄まじい勢いでスマホに通知が鳴り始めて、美織は大パニックだ。

「え!?ちょ、ちょっと、多いです!!」


:ここぞとばかりに無関係な奴らもイタズラで連絡しとるんだろ

:いおりんに連絡させるより、いおりんが連絡したほうがいいと思われ

I think you should彼女からの連絡を待ったほうが wait forいいと思います her to contact you.It's causing her彼女に迷惑がかかっている trouble.


Urban Strategy Hulex Corporation@aster hicks:That's確かに certainly true.Please contact us via弊社の公式サイトよりお問い合わせ下さい our official website.We will shareそのアドレスからのご連絡は within the company剣呑寺いおり様からのものであると that any messages社内で共有しておきます sent from that address are from Kenonji Iori.」


Of course了解しました.」

 美織はメールの通知を急いで切ると、やっとホッとして配信に集中した。


「それじゃ、確定レアドロップの確認配信はこれで終了です!次の配信は何が見たいですか?また食べる配信が出来る魔物を狩るか、難しそうな魔物を狩るかで悩みますね。」


 そこへ、

【配信アンケート。

 1.深淵で麒麟狩り配信。

 2.深層でスターフィッシュツリー狩り配信。】


 美織が何も打ち込んでいないにも関わらずそんなアンケートが突然表示された。


「ス、スターフィッシュツリー……?」

 獄寺ちょこが、ウエッという顔をする。美織もとても嫌そうな顔をしていた。


:スターフィッシュツリーてなんぞ

:木の形をした巨大なヒトデ。ただし綺麗な名前とは裏腹に、木にいっぱい男性器がついているような見た目の魔物。食べるとかなり美味いことは美味い。

:つ ウィキペディア

:いわゆる巨大なカワテブクロかwww

:こwれwはwヤwバwイw

:ほぼ触手じゃねえかwww

:チン味ってやつかw

:配信に載せてもええやつなん?w

:カワテブクロがええんやからええやろ

:麒麟を単独討伐してるとこも見たいが

:麒麟もかなり美味いって話だしな

:ナヤムナー


 コメント欄が盛り上がる中、美織は呆然とし過ぎてどちらがいいと誘導するのを忘れていた。美織が配信を放置したまま、無情にアンケートのカウントダウンが始まっていた。


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コレハ悩ミマスワー。

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