「い……今はまだ、そういうのは考えていなかったと言いますか……。あともし入るとしたら、中学時代からお世話になっていた、女神の息吹が1番可能性が高いと思います。」
:義理堅いんやな、いおりん
:そんなとこも好きやで!
阿平沙也加:ふふ~ん。うちは話題になる前から彼女の実力を見抜いていたものね!まあ当然でしょうね!
箱崎保:うちだって知り合ってたら見抜いてたぞ!自分だけが特別みたいに言うな!
皇あかり:えええ?ダンVtuberとして活躍していくつもりなら、ダンVtuberも多いうちのほうが、色々サポート体制揃ってると思うよぉ?
ルカルカ:それはうちだってそうだよ!それにもうコラボもしてる関係だし!
三喜屋城介:ダンVtuberか……確かにうちにそれはいないが……くっ!
三天株式会社@兼崎:ダンVtuberとしての活動を念頭に置かれていらっしゃるのであれば、専用の部署を立ち上げさせていただきますよ?
ネクストステージプロジェクト@平沢:弊社では既に剣呑寺いおり様専用部署を立ち上げており、受け入れ態勢は万全です!
諏訪野美咲:部署立ち上げてんの!?気ぃ早っ!って、うちもだけどねw
Urban Strategy Hulex Corporation@aster hicks:
「
Urban Strategy Hulex Corporation@aster hicks:
「
Urban Strategy Hulex Corporation@aster hicks:
「
:three、one、twe、doneのテンポが気持ちいいなw
:doneってそんな風にも使うんだ
:いおりん英語話せたの!?
「いえ、以前皆さんに使った、視界を共有する方法の言語版です。世界中の人を相手に、言語はあってないようなものだって説明したじゃないですか?そういうことです。」
:じゃあ英語のテスト常に満点やな!
:なんつー羨ましいチートぶり
:通訳いらんのか!それは凄いな
「ええと……。聞き取るのと話すのと読むのはいけるんですよ。でも書くのはまた別の話みたいで……。英語はちょっと苦手ですね。」
と美織が困惑したように言う。
:漢字読めるけど書けない、の英語版かw
:なるほどw
:なんでもオールマイティにはいけんかw
「そうですね、だからいつも70点くらいです。えへへ……。
あ、ちゃんと実力で解いてますよ?」
と美織は恥ずかしそうに笑う。
:いおりん、偉いな
:真面目な子や
:教えてあげたい
「
美織が配信上にフリーメールアドレスを貼り付ける。途端に凄まじい勢いでスマホに通知が鳴り始めて、美織は大パニックだ。
「え!?ちょ、ちょっと、多いです!!」
:ここぞとばかりに無関係な奴らもイタズラで連絡しとるんだろ
:いおりんに連絡させるより、いおりんが連絡したほうがいいと思われ
:
Urban Strategy Hulex Corporation@aster hicks:
「
美織はメールの通知を急いで切ると、やっとホッとして配信に集中した。
「それじゃ、確定レアドロップの確認配信はこれで終了です!次の配信は何が見たいですか?また食べる配信が出来る魔物を狩るか、難しそうな魔物を狩るかで悩みますね。」
そこへ、
【配信アンケート。
1.深淵で麒麟狩り配信。
2.深層でスターフィッシュツリー狩り配信。】
美織が何も打ち込んでいないにも関わらずそんなアンケートが突然表示された。
「ス、スターフィッシュツリー……?」
獄寺ちょこが、ウエッという顔をする。美織もとても嫌そうな顔をしていた。
:スターフィッシュツリーてなんぞ
:木の形をした巨大なヒトデ。ただし綺麗な名前とは裏腹に、木にいっぱい男性器がついているような見た目の魔物。食べるとかなり美味いことは美味い。
:つ ウィキペディア
:いわゆる巨大なカワテブクロかwww
:こwれwはwヤwバwイw
:ほぼ触手じゃねえかwww
:チン味ってやつかw
:配信に載せてもええやつなん?w
:カワテブクロがええんやからええやろ
:麒麟を単独討伐してるとこも見たいが
:麒麟もかなり美味いって話だしな
:ナヤムナー
コメント欄が盛り上がる中、美織は呆然とし過ぎてどちらがいいと誘導するのを忘れていた。美織が配信を放置したまま、無情にアンケートのカウントダウンが始まっていた。
────────────────────
コレハ悩ミマスワー。
この作品は読者参加型です。
アンケート回答よろしくお願いします!
少しでも面白いと思ったら、エピソードごとのイイネ、または応援するを押していただけたら幸いです。