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第47話 田中の推し

 僕にはNTR以外にも趣味があって、マルルという名前のアイドルの追っかけをしてるんす。


 マルルという女の子は完璧な生物なんす。猫耳で巨乳メスガキとかいう属性てんこ盛りだから。


 マルルに関してはNTRに傾倒する前から好きだったように思う。細かくすると三年三ヶ月二十七日前のあの日から、僕はマルルのことを推し始めたんすよ。


 特にマルルの期間限定ハンカチが好きで、たくさん持ってるんす。


 マルルのキス顔や、マルルのおっぱい柄のもの、マルルの尻が刺繍されてるものは特にお気に入りっす。


 薄くてひらひらの、いわゆる『女子用』ハンカチは好きではないのだが、マルルのことになれば話が別なんす。


 話が脱線しかけてたけど、マルルの魅力がハンカチ以外にもあってっすね。


 なんといってもNTR適性が高そうな部分。これは高得点っすね。


 だって猫耳の巨乳メスガキなんて可能性無限大じゃないっすか。堕とせばいくらでも乗り換える人種だと個人的には思うんす。


「今日もマルルが、僕を振って他の男にNTRされている夢を見たんす! 最っ高だったっす!」


 総括。マルルは他の男にNTRされている瞬間が一番輝く。異論も反論も一切合切受け付けないっす。


 今日も、明後日も、明明後日も、マルルがNTRされる瞬間まで僕は見届ける。追っかけし続けるっす!

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