本島幸久
ミステリー推理・本格
2025年01月24日
公開日
35.2万字
完結済
人は死後、四十九日のうちに地獄の裁判官─十王によって裁かれます。天国に昇るか地獄に堕ちるか……けれど悪意の形が多様化した現代、その裁判は煩雑で手間が掛かり、その上結局大抵地獄行き。お陰で十王は多忙を極め、八大地獄のキャパはいっぱい。天国は地獄に丸投げだし──
という訳で協議の結果、現世で〈公判前整理手続き〉をする事になったのです。
でもキャパに余裕がある天国は、優雅な現状を守りたい……
一方定員オーバーの地獄は、多少グレーな死者でも天国に送りたい……
そこで選ばれたのが冤罪でも地獄に堕としたがる底意地の悪い下級天使と、おおらかに赦して天国に行かせてあげたい心優しい鬼娘。
そんな凸凹コンビが様々な事件の謎とその裏に潜む悪意と殺意を炙り出す、連作短編ミステリーです。
さあ、地獄の沙汰も天使(ボク)次第──