飯塚 ヒロアキ
異世界ファンタジー戦記
2025年01月25日
公開日
3.4万字
連載中
アルデシール王国―――緑の大地と豊富な資源を有する王国は四方より蛮族からの侵攻に晒され、100年もの間、蛮族らと戦っていた。
金色に輝くアルデシール軍。
「アルデシールに太陽は沈まず」
まさに太陽の如く燦然と輝き、その強さに衰えを見せなかった。
繁栄には衰退がつきものだ。
アルデシール王国もまた例外なく陰りが見えてきた。
影は徐々に広がり、やがて、王国の滅亡へと進む。
国は燃え、王都の壁は蛮族によって、突破される。
大混乱の中、アルデシール王国のホースウッド家の息子、主人公アベルは領地を守ることだけで、精一杯だった。
そんなとき、聞きなれない角笛が吹き鳴らされる。
―――――赤き燃え盛る丘の上、風になびく軍旗を見よ。あれぞ、死して尚も彷徨い続ける死者の軍旗。 死者の軍勢がやってきたぞ!