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第22話 銃


突きつけられる

僕は命乞いをする

銃身が迫ってくる

今までの記憶フラッシュバック

僕は何をした

ひどい目にもあった

いたい目にもあった

こわい目をむけられた

けいべつをむけられた

こんな僕が何故

殺される

さぁ引き金を引こう

僕はトリガーに指を掛ける

僕に銃を突きつけたのは

見て見ぬふりした おまえだ

暴力にうったえた おまえだ

全ての原因は おまえだ

僕の手から火を噴いた銃は

宙を舞い落下していく

僕の頭から暖かい液体が流れる

赤く染まる床に目をやる

そして意識が遠のく中

憎い奴らを睨む様に息絶える


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