大輔は、中学生三年生で酒もタバコも女も経験済み。身長は、二メートルを超す長身。破天荒な性格は組長の親父譲り。今は、バイクにハマっている。いつもケツに女を乗せて峠を攻めている。死に場所を探す阿修羅のように。
「ねぇ、大輔。」
彼女が大輔の鍛え上げられた腰に手を回して甘えてくる。
「何だよ?」
面倒くさそうに大輔は聞く。
「何で、進学校になんて入ったの?」
近藤寿美礼が聞いてきた。
大輔は、頭脳明晰だった。ただそれだけだ。寿美礼ともバイバイだなと思っていた。頭の良い女を抱いてみたくなった。
「仕方ねーだろ!俺様は頭が良いからよ!」
内申点は、最悪だが、入試で全教科満点だった。東大に行ける生徒は欲しいと入学が認められた。クールヤクザになるぜ!俺様はよ。
一週間後、超進学校、立浪高校にバイクに乗って大輔は、登校した。あ〜あ、早起きはダルいなと思いながらバイクを駐輪場に停めた。大輔は、加えタバコに土足で校舎に入った。
「入学式か、かったり〜な。」と唾を吐いて教室に向かった。
大輔を見てメス達はザワザワしている。
仕方無い、大輔は目立つ。長身、ハーフ、筋肉質。超一流のイケメンなのだ。
「だ、大輔君!おはよう!」
デカの息子、岳羽健が挨拶してきた。
「おっす!健!」
と大輔と同じ長身イケメンの健が話しかけてきたので挨拶仕返した。
二人は、廊下でメス達に黄色い声という祝福を浴びた。
「大輔君、同じクラスだね。」
健が嬉しそうに言ってきた。
「おう!そいつは頼もしい。」
大輔も健となら嬉しい。