矢口愛留
異世界恋愛ロマファン
2025年02月07日
公開日
16.3万字
連載中
事故で「魔の森」に流れ着いたレティシア(レティ)は、「凍れる炎帝」と呼ばれ恐れられるアデルバート(アデル)によって、命を救われた。
人の世に流れる噂と違い、アデルは心優しく善良な青年。
恐れられていた「魔の森」も、実際は、精霊と植物の恵みに満ちた美しい「恵みの森」だった。
レティが治療のお礼に料理を振る舞ったことがきっかけとなり、アデルとレティは惹かれ合うように。
帰る場所がないレティは、アデルの家に一緒に住むことを決めた。
精霊の恵みに満ちた森は、新鮮で美味しい野菜や果実の宝庫。
レティは、森に住む妖精たちや精霊に得意な料理を振る舞うことになった。
そうして、森に住む者たちだけではなく、外から来た精霊たちも美味しい料理でもてなしているうちに、彼女の料理は、徐々に森の外でも評判になってゆく。
妖精、精霊、人、亜人。
国境も、種族の垣根も飛び越えて、レティは今日も、笑顔と幸せを運ぶ。
「いらっしゃいませー!」
相棒のドラゴン妖精をお供につけて、空飛ぶ魔法のキッチンカーは、今日も元気に世界を巡る。