最後の
『アリス様!』
「判ってるよ。【
『お任せください』
突然風の刃が私の首元に飛んでくる未来が視えたので、すぐさま回避するともの凄い勢いで巨大な風刃のが突っ込んできた。
『ビュワッ!』
「おっと!」
判っていたとはいえ、凄まじい速度の攻撃だったのでギリギリ回避することができた。
「いくら〚未来視〛で攻撃がくるのが視えても、避けれないと意味はないね。意外な弱点が判ったね……」
『アリス様、私が〚未来視〛を使います。アリス様は〚身体強化〛を使ってください』
「うん、頼むね」
役目を分担して態勢を整えようとすると、間を置かずに刃のような翼で切り裂いてくる未来が視えた。連続攻撃を警戒して空ではなく、地面に伏せるように躱すと、
『アリス様、上から尻尾攻撃です』
「間に合わない!〚
躱せないと思ったので、全身を水で囲んで衝撃を和らげることにした。
『バシャーーン』
「あっぐっ……痛っ……」
「うっ……、あの移動速度に風を操られると、〚未来視〛で予測ができても身体が反応できない、この場から逃げようにも追い付かれるから、何とかするしかないけど、なんの策も思いつかないや……」
絶望的な状況に悲観してると
『アリス様、〘天才〙が
こんな状況でも
〘光纏〙その身に光を纏って光速移動することが可能となる。例え神であってもその動きを認識することはできない神話級スキル。
相手の速さに対応できずに苦戦を強いられていたけど、誰にも認識されない速さを手に入れた私は〘光纏〙を唱えて光を纏う。
「さぁ、ここから反撃開始だよ!〚光纏〛!」
全身に光が纏わり着いたのを確認すると、私は
私は動かない
「キィシャァア……」
そう私が神話級スキルの〘光纏〙を発動させた時点で、この勝敗は決まっていた。
「ふぅ~、
『はい、サポートはお任せください』
最後の