心が俺と波留の子だと判明し、
心が深い眠りについたのを確認して、俺達は頭まですっぽりと毛布を被って、額に汗を滲ませながら唇を塞ぎ合った。
「んっ、んン……っ、待って大智さん」
「無理無理、もう我慢できないって! 心を産んでからずっとお預け喰らっていたようなもんだぜ? やっと波留と隔たりなくできるようになったのに!」
エッチはずっとしていたし、実際はお預けらしいお預けは食らってはいないのだが、それはそれ。これはこれだ。
「波留だって、本当はくったくたになるくらいヤりまくりたかったんだろう? けど心を妊娠して、その後も
「そ、そそそそれは! そ、そうだけど……⁉︎」
「ずっと俺とどエロいことがシたかったのに、ずっとずっと言えなかったんだろ? もう波留……エロいのは見た目だけにしろよ? 清楚系に見えて実はエッチだったなんて、他の男にバレたら大変じゃねぇかよ」
「ち、違う! 私はそんな!」
分かっている。エロいというよりも甘えたちゃんなのだ、波留は。
ただ、あまりにも可愛らしい反応をしてくるので、ついついイジメたくなってしまうのだ。
「そーんなことを言って、ほらほら……波留の可愛い身体は、俺に弄んでもらいたくて焦れ焦れらしいぞ? こんなにビクビクさせて、エッチだね」
「ち、違うもん……! これは、だって……久しぶりに大智さんが『三人でお風呂に入りたい』って言うから」
そう、俺は心がいるにも関わらず、お風呂場でこっそり波留にちょっかいを出していたのだ。
娘の心がいる手前、快感に耐えるように声を押し殺している波留を見ていたら、ついついイジメたくなってしまったのだ。
「うう……っ、大智さんの意地悪……っ! 心の前であんなことをするなんて」
「いいじゃん、パパとママが仲良しだって教えてあげれば、きっと心も嬉しいって。そもそも心も俺と波留が仲良くしたから生まれたんだしさー♡」
波留のパジャマのボタンを外して、大きな二つのメロンを鷲掴みした。手のひらに吸い付くマシュマロのようなモチ肌と、コリコリと転がる敏感な突起が「触って」と挑発するように存在感を増し始めた。
「ん、んん♡」
「波留……! 可愛ィなー、お前って奴は!」
波留の艶美な表情を見た瞬間、歯止めが効かなくなった俺は、そのまま獣のように襲いかかってしまった。
あぁ、まるで赤ずきんを目の前にした狼の気分だ。
きっと狼も相当我慢したに違いない。プニプニで美味しそうで愛らしい彼女を見て、きっと彼も必死だったに違いない。
俺も久々に五回ほど発射し、波留から垂れてしまうくらいタプンタプンに満たしてしまった。
「ふぅ……っ! これだけヤれば、子供もできるだろう!」
「ぅ……ンっ♡ でも大智さん……っ、あのね今日は排卵日じゃないから、いくら出しても出来る可能性はそんなに高くないんだけど……?」
「え、子供って生でしたら出来るんじゃねぇの?」
「ち、違うよ! ちゃんと排卵日を調べて、その前後でしないと可能性は低いんだよ?」
心の時はいつの間にか出来ていたので気付かなかったが、そうなのか。
てっきり避妊せずにしたら、子供ってできると思っていた。
「——っと、言うことは、子供ができるまで俺は何度も波留に出していいってことなのか」
「……え?」
「波留、明日も明後日も、ずっとずっとスるぞ!」
…………っと、こんな調子で営んでいた俺達の元にコウノトリが来るのは当然早くて。
それから一年後、俺達は波留にそっくりな男の子を抱きながら、四人で笑いながら青空の下を歩いていた。
…………END★