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★舞台★

世界の東端に位置する都市国家<ヤシヲ>。

<世界を滅ぼす>大戦の後に成立した都市国家であり、法治国家として通常の国家と同様に存在している。国は以下の四つの地区より構成される。


【中枢】地区

自警団をはじめとする国の主要政府機関が集まっており、政府関係者、自警団の人間の住まいを有している地区である。また国立大学・国立高等専科などの高等教育機関もあるため、さまざまな人が出入りする国の中央機関に相当する。


【貴賓】地区

貴族に該当する人間たちが住まう。<世界を滅ぼす>大戦後、三条院、五条院、六条院、八条院の四つになった。【貴賓】地区への出入りは厳しく管理されており、自警団の一部、政府関係者以外は出入り不可能である。


【住】地区

いわゆる一般人に分類される人々が住んでいる地区である。ギリシア文字で二十四の地区に区分けされており、文字が後半にいくほどいわゆる田舎になる。また二十番街までは通常の街だが、二十一から二十四までは無法地帯に近い。それぞれの地区はゲートで出入りすることになっており、二十一から二十四番街への出入りはかなり制限されている。また【住】地区六番街<ゼータ>は歓楽街として名をはせており、ここだけは政府の介入を受けにくくなっている。


地下街

詳細については一切不明であり、一部の自警団の人間と【中枢】地区の上層部のみが立ち入りの権利を有している。



★自警団<アンダーライン>

国における警察任務を請け負う組織。

五部隊で構成されており、四部隊は【住】地区の警備・治安維持を実施、もう一部隊は【貴賓】地区の警備を実施している。

一部隊は

隊長:一名(上級)

副隊長:一名(上級補佐)

部隊補佐(補佐):二~三名(一~二級)

隊員:六十名程度(部隊によって異なる・勤続年数に応じて三~五級が与えられる)

隊員は四班三交代制で働く。


★調査機関<ミドルライン>

<アンダーライン>がかかわった事件の調査、証拠集め等を行う機関。通常<アンダーライン>は一つの案件に一週間程度しか関わらないため、実際に犯罪を犯したものを逮捕するのはほぼ<ミドルライン>の仕事になっている。(現行犯のぞく)


★警護機関<トップライン>

要人警護を行う組織。【中枢】地区の要人警護が主な仕事。なお【貴賓】地区の要人警護はそれぞれの貴族の家で独自に調達されるため関わらない。



★中央議会所

自警団の頭脳。

重要事案や、養成学校の入学の合否などは全てここで決定される。


★科技研(科学技術研究局)

自警団にかかわる、関わらないによらず様々な研究を取り扱う。

入局は自警団とは別個に行われており、現役の局長(階級は上級)の判断に任される。

大学を卒業した者が入局することが多い。


★養成学校(養成機関とも)

自警団の隊員を育てる教育機関。入学試験は十五歳以上ならば誰でも受けられる。

働きながら給料が出る。

カリキュラムは一、二、三年の三通り組まれており、長いカリキュラムをこなすと最初の配属の位が少し高くなる。ただし大抵の人間は食うに困っていたり、家庭環境が悪かったりするため早い独立を望む。そのため一年カリキュラムを選択する人間が多い。養成学校を出たものは成績に応じて、位が決まる。(三~五級)

一年で配属される人間は普通は五級で配属される。

三年のカリキュラムを二年でこなして卒業した松本は三級で配属が決まった。

養成学校は三通りのカリキュラムを組んでいるが、成績によっては当初予定の年数以上在籍する者も現れる(留年・落第)。


★<アンダーライン>階級

上級(隊長格)

上級補佐(副隊長格)

1級

2級

3~5級

※3級までは勤続年数もしくは考課のみで上がれるが、2級以上は昇級試験が必要

※上級補佐以上は隊長三人以上の推薦がないと受けられない。(松本は元上官の南方、六条院、稲堂丸(第一部隊)の推薦を受けていた)


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