悪女として処刑されましたが、王女に転生したら三歳で私を裏切った元婚約者と婚約しました
森山侑紀
異世界恋愛ロマファン
2025年03月10日
公開日
20.2万字
連載中
王位継承権を持つダルシアク公爵令嬢のエグランティーヌは革命当日まで、領民の苦しい内情を知らなかった。奸臣・ソレル子爵一派に騙されていたのだ。愛しい婚約者のアロイスはソレル子爵の次男である。愕然としたものの、弟を逃すために囮になり、地下牢に投獄された。
アロイスは修道院行きだと言ったけれど、エグランティーヌは処刑された。
直後、叔父である国王の第四王女として転生した。
名前はベルティーユ。
弟の訃報は入ってこない。
弟を見つけ、ソレルへ復讐することを計画しながら、筋トレに励む日々。
けれど、ソレル子爵は伯爵に陞爵し、王宮に食いこんでいた。ベルティーユが三歳の誕生日を迎えると、ソレル直系の孫の縁談がまとめられそうになる。ソレルの包囲網がえげつない。
アロイスは生涯独身宣言をしたものの、幼馴染みの男爵令嬢との縁談が進んでいるという。
二度と騙されたりはしない。
ベルティーユは婚約者に自分を裏切ったアロイスを指名した。歳の差は大きいが、国王の一声で婚約が整う。
元婚約者と婚約し、知らなかった事実を知る。
アロイスはエグランティーヌを裏切っていなかった?
本当は深く愛していた?
ベルティーユはアロイスとともに弟を探しだし、ダルシアク革命の真相を暴こうと動きだした。