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第22話後悔しかない‥‥‥‥。

維の事が頭の隅でチラチラ気にはなっていたけど‥‥‥‥‥

釣を楽しんでしまっていた。けど、ハッとする。

大人達がザワザワしだしたからだ。

維が散歩に行って20分ぐらいたつが‥‥‥帰ってこないと‥‥‥‥‥。

維‥‥‥‥。転けて足をケガしてるから動けんねん。でも、大丈夫やから!!

「俺‥‥‥維の居場所がわかる!!」

「ほんまか?どこや?」維のオトンが焦り気味に言う。

「こっち!」って自信マンマンに連れて行くけど‥‥‥‥‥‥‥‥。そこに維はいなかった。

えっ。なんでや。ここやったはずや。未来がかわるわけないねん。維‥‥‥‥‥。

「おらんなー。昼間にここに来たん?」維オトンが聞く。

「うん。ここまで昼に登った。ぜったいにここやと思ったのに‥‥‥‥‥‥。」どうしよう‥‥‥‥‥‥。場所が違うんか??えっ。ここのはずや。間違ってないと思うやけど‥‥‥‥‥‥‥。おかしい‥‥‥‥。未来が違った事は‥‥‥‥桜ちゃんのクラス替えぐらいやけど桜ちゃんも、やり直し組やから未来がかわったんやろー。もしかして、この中にもおるんか?!やり直し組が??

そんなわけないな。兄ちゃんは毎日アホやしな。やり直し組なら、もう少し、まともな点数をテストでとってくるはずや。

親はないよな??親だったら、維の散歩をとめるやろ。

えっ。もしかして‥‥‥‥‥‥‥‥。イヤイヤないなー。うん。ないわ。

とりあえず、探さないと。

「維ー!」「維!」

叫ぶも返事はない。何でやー!ここじゃないかー。

違う場所を探す為に一旦この場所を離れる。

「維ー。」「維ー。」「維ー。」

あかん。おらん。

ポツ  ポツ   ポツ  ポツ

雨やー一旦テントに戻ろう。

5月初旬の雨‥‥‥寒いな。体温が下がっていくよな‥‥‥‥‥。

なんで、あそこにおらんのや??あそこに、おれよ!

維がいなくなって2時間が経ってしまった。

大人達は、警察と消防に連絡をして騒がしくなっていった。


探しにいくのを「お前まで迷子になったらどうするんや!!」っと、滅多に怒る事のない、オトンに言われたから‥‥‥‥とりあえず、テントの中で降る雨粒を眺めていた。

何で、かわってしまったんやー。誰かが変えてしまったのか??

1周目と2周目って何が違うや。違いを見つけて、そこから手がかりを探りたいと思ったけど1周目の事を詳しくは思いだせん。見つかった場所と滑り落ちてケガした事しか思いだせん。

フー。警察と消防が到着して探しだすが‥‥‥親達が山は探したと言ってしまったから川やな!って川ばっかり探してる。川は、ない。維は泳げないから川には近づかんって!!


やっぱり山や!!って言うけど‥‥‥誰も相手にしてくれん。クソッーー。


あっ〜〜〜!!!!!

わかった!

俺は兄ちゃんがとめるのも聞かずにテントを飛び出した!!


「維ー。」「維ー。」

昼間に探した1周目の時にみつかったあの場所に向かった!!


「維ー!」

「こ‥‥‥う‥‥‥‥じ‥‥く‥ん?た‥‥す‥‥け‥‥て」

「維か?待っとけ!」

ハァーハァーハァー。

おった。維がみつかった。良かった。ハァーハァー。

「維‥‥‥大丈夫か?」

「上から落ちて足が痛い。」

「あぁ〜。」上を見上げる。1周目も2周目も維は、ここより上におって雨が降りはじめて帰ろうとして、ここに滑り落ちた。だから昼間にはここにいなくて当たり前やったんやー。未来がかわったわけやなかったんやな。

「維。ごめんな。俺はもう、ヒーローにならんでも良いわ。気づかれんでも良いわ。」

「う〜ん。よく分からんけど、さっき光司君がヒーローに見えたで!」って維が恥ずかしそうに顔を背けて言う。

「こっちの話やー。おんぶで帰るで。はや乗れ!」維の前に背中を向けてしゃがむ。

「えぇー。いややー。」

「はぁ!いややちゃうねん。はよテントに行かないと維のおばちゃん心配しすぎてゲー吐くで!」

「フッ。言い方!!」っと言いながら維は背中に乗ってくる。

維をおぶって山から出てテントに戻ると大人達は歓喜したが一瞬でお説教がはじまった。

維はお説教後に維のおっちゃんと近くの病気に行った。多分‥‥‥捻挫や。

はぁー。見つかって良かった。人生をやり直した理由を思い出していた。精神的にしんどくなった維を助ける為に2周目しとんやった!!それなのに、自分がヒーローになる事に心浮かれてた。もう、2度とヒーローになりたいとは思わないっと誓う。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。う〜〜ん。誓えないな。だって、やっぱりヒーローにはなりたい。

1番は維を助ける。次にヒーローになる。でこれからは頑張るぞ!っと誓う。


オカンズは、何事もなかったようにバーベキューの準備してる!!それを見て少し和む。

オカンズが1番強い。








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