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第19話 はじめてのイチャ

0時をまわったところで‥‥‥‥‥ねむたくなった。昨日、寝てないし、いいカンジでお酒が入ったしで‥‥‥‥ヤバイ。目が閉じてしまう‥‥‥‥‥‥‥‥。

「龍輝?俺のベットで寝るか?」兄ちゃんが言う。

「うん。」

「いや、いい!俺が連れて帰る」未来が言うとスマホをいじりだした。

「龍輝、一緒に帰ろう?!」未来の優しい声がして頷く。

「明日、休みやし泊まったら良いのに」兄ちゃんが言う。

「タクシーよんだし、今日は初夜なんでーー何が何でも連れて帰る。」

「はぁ~。初夜とか言うなよ!!無理やりとか、泣かす事したら、ただじゃすまさないからな。」

「分かってるってお兄様。同意があって啼かすんは良いんよね。お兄様。」

「気持ち悪いからお兄様っていうな!!早く龍輝を連れて帰れよ!!」

「龍輝?!帰るよ。もうすぐ、タクシーにのるよ。」

「うん。」

「じゃなー。」

「「おー。気をつけて。」」


タクシーから降りると未来の手が腰にまわる。

「大丈夫?気分は?」

「大丈夫。ちょっと寝むたかっただけ。タクシーでちょっと寝たら復活した。」

「フッ。そう?ならよかった。」

「うん。ありがとう。」

エントランスの扉を開けて入る。

「おかえりなさいませ。佐々木様、一橋様。」

「ただいま。」未来が無駄に笑って答える。ありふれた光景なのに‥‥‥‥‥なぜか‥‥‥イラっとした。

「未来!エレベーターに乗るよ!」未来の腕を引っ張りエレベーターに乗り込む。

未来を見上げると‥‥‥未来も見てた。

俺の前髪を触り髪に絡めながら‥‥‥‥‥

「龍輝‥‥‥‥どうした??」今まで聞いた事ない優しい声で聞いてくる。

「わからない。‥‥‥‥‥‥けど‥‥‥‥‥‥」

「けど?」

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。未来がコンシェルジュに笑いかけるのが嫌だったみたい‥‥‥‥‥‥‥‥ごめん。」

涙が溜まっていくのがわかる。

「なんで、ごめん?」親指で涙を拭ってくれる。恥ずかしくて‥‥‥‥下を向く。

両頬を両手で挟まれ顔があげられる。

未来は優しい顔で‥‥‥‥‥

「うれしいよ。」っと微笑む。

涙が流れた。

「ハハハハハハ。なんで泣くの?」

グスン‥‥‥‥グス‥‥‥‥。

未来の顔が近づいた時に‥‥‥エレベーターが最上階についた。

「はぁぁあ‥‥‥‥。」未来がため息をつく。

「俺ん家来るよね?」

「えっ‥‥‥‥‥‥‥。」

「俺‥‥‥‥このままバイバイはムリよ。」

「‥‥‥‥‥。」

「龍輝もだろ?」

「‥‥‥‥‥‥うん。」

「フフフ。いこう。」手をつないで未来の部屋に急ぐ。


ガチャン‥‥‥‥‥‥。


未来の部屋に入り玄関の扉が閉まる。


「入って。」

「‥‥‥‥‥‥。うん。」

「龍輝?」

「うん?」

手を引かれて‥‥‥リビングに‥‥‥‥。

ボスッ‥‥‥‥‥

ソファーに倒れ込むように座る。つないだままの手から未来の体温が伝わってくる。


ドッキドッキドッドッドッドッドッドッドッドッキ心臓がかつてない速さで動くのを感じる。

つないだ手を引かれて‥‥‥向き合う。

目が合ったまま未来の顔が近づき目を閉じる。


唇にあたたかくやわらかい感触を感じると‥‥‥‥

チュッ  チュッ  うっ  チュッ ‥‥‥‥ぅ  チュッ

短く吸われる。

‥‥‥‥ヒューッ‥‥アッ。未来の舌が唇・歯をなぞる。


角度をかえて‥‥‥‥チュッ チュッ ぅッ‥ぁッ


バシッバシッ‥‥‥ 

未来のうでを叩く。


ぅッ‥みぃ‥‥‥ら‥‥‥い‥‥いっ‥‥き‥‥が‥で‥き‥はぁァァァー。ハーハー。


未来にギュっと抱きしめられ耳もとで‥‥‥ 

「龍輝。息は鼻でするんだよ。練習しような!」頭をなぜられる。

「‥‥‥‥‥うん。」

「龍輝の全部にキスしたい。」

「‥‥‥‥えっ。」

耳たぶ、首、鎖骨とキスをされる。

カッターシャツのボタンを外されて‥‥‥

未来の頭が鎖骨から下がっていく‥‥‥‥‥胸でとまり

ジュル‥‥‥‥ジュル‥‥‥‥‥未来が吸う。

ウッ‥‥‥‥アッ‥‥‥ウッ‥‥‥‥‥

股間辺りが熱をもっているのがわかる。

ソレを見て‥‥

「よかった。男でも反応する。」

「‥‥‥‥‥‥。未来だから。」

「うん。うれしい。」頭をなぜられる。

「‥‥‥‥‥‥‥雰囲気を壊して悪いけど聞いていい?」

「うん。」

「龍輝は‥‥‥‥‥その‥‥‥あの‥‥‥あっ‥‥‥男とするんははじめてやろ?」

「‥‥‥‥‥‥い‥や‥‥‥‥‥。」

「‥‥‥‥‥‥‥‥えっ。」









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