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04


 ファイルの一番最後には、厚い牛皮の手帳が挟み込まれていた。


 震える手で、表紙をめくる。薄茶色に変色した紙に並ぶ、几帳面な文字列。気が向いたときに書く日記のようなものだったのかもしれない。

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