「待たされて、焦らされて、諦めた」きまじめな貧乏子爵令嬢と、「待たせて、焦らして、諦めそうにない」狼獣人の王の、ハラハラドキドキ、ラブストーリー。
令嬢は、花盛りの歳頃を閉鎖的な保護所で待機、適齢期も過ぎてしまった。だが、彼女は甘やかされた令嬢ではない。賢明さと真摯な姿勢で、多岐に渡る学びを重ね、教養を身につけ、自立を目指す努力家。
だが、さんざん待たされたとはいえ、番紋である王絶世の美男子に「迎えにきた」と告げられたら、ついクラッときて、フラフラッとついていきそうなものである。そこは、人生を振り切ったしっかり者の令嬢である。どうやら簡単について来てくれそうにない様子。
狼獣人の王は、彼の唯一の番について来てもらうために、これからどうするのだろう。
「不器用な二人のピュアで煌めくラブストーリー」これからはじまりそうな予感にトキメキが止まらない‼️