苦労人ダミアン――第1話を読んだ瞬間、そんな言葉が頭に思い浮かびました。
彼は細々としたことに気を配れるが故に、令息、令嬢の恋文の橋渡し役で心をすり減らし続けていました。
そりゃあこの境遇から逃げ出したくなります。本当に気を使いますからね、こういうのは……。
そんなダミアンを追いかけたのはライムント。
彼もまた令嬢からの恋文爆弾を受けていましたが、彼の想い人はただ一人――そう、ダミアン。
行方をくらませた彼を追いかけ、辺境へ。
それだけのことをすれば、ライムントの気持ちは伝わりそうですが、ダミアンは疎くて伝わりません。ダミアンンンン……っ!
ダミアンを一途に想い、アプローチするライムントもまた非常に健気で思わず応援したくなります。
焦れ焦れした二人の恋物語が気になる方は要チェックです。