頼んでいたうどんが遂に到着した。

美味しいと評判の、ここのうどん。じっくり味わっていきたい。

まずは一口すする。うん、さすが。ふわふわしつつも、しっかりとした麺の歯ごたえ。

そしてこの、ちゅるんとした喉越し。何もかもが最高だ。

十分経った。美味しい。

一時間経った。美味しい、美味しい。

六時間経った。どんどん口へ吸い込まれていくうどん。

二十四時間経過。すすり続けるうどん。

三日間経過。はじめての具、かまぼこに出会う。無論美味しいのは言うまでもない。

一週間経過。残りもあと数口。名残惜しい。

そして最後の麺をすすり、お汁つゆもすべて飲み干した。ああ、美味しかった、美味しかった。

すぐに私はお代わりを注文。ようやく腹四分目といったところ。

【うどん】