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第13話 濡れ女

日本全土で語られる妖怪。


九州では「磯女」とも呼ばれ

江戸時代の絵巻物「百怪図鑑」や

石燕の「画図百鬼夜行」などでは

巨大な蛇体に女の顔を持つ姿で描かれ、

常に髪が濡れているとされる。



…江戸時代の文久2年、

越後国と会津の境にある川岸を

若者達が舟をこいで渡ろうとしたところ"

川の真ん中で髪を洗っていた

濡れ女に遭遇してしまう。


若者たちは慌てて逃げ出そうとするが

濡れ女の尻尾の長さは327メートル。


つまり現代で言うところの巨大船舶ほどもの巨体であったため

ただの一人も助からなかったという。


また島根県の濡れ女は「牛鬼」と呼ばれる巨大な怪物と

タッグを組んで出現するとされ

濡れ女が人間に自らの赤ん坊を抱かせて身体の自由を奪い、

その隙に牛鬼が犠牲者を食い〇すのだという。

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