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第22話 ヤマノケ

ヤマノケとはネットの創作怪談「洒落怖」で語られた怪異・妖怪。


漢字表記は恐らく「山ノ怪」だと思われる。


その名の通り、深い山に住んでおり

真っ白な肌をした、頭部のない人間の姿で一本足。

怪物のような顔が胸部についており、

人間と出会うと、不気味にほほ笑み、


「テン、ソウ、メツ…テン、ソウ、メツ…」


と呪詛を呟き、両腕を滅茶苦茶に振り回し一本足で

けんけんしながら襲いかかってくるそうだ。


また、女性にとり憑く能力を持つらしく

犠牲となった女性は憑依の直後、


「はいれたはいれたはいれたはいれた」


と呟き、その後は


「テン、ソウ、メツ…テン、ソウ、メツ…」


と繰り返すようになる。


49日の間に

ヤマノケを祓うことができない場合、

被害者は生涯元には戻らないという。



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