ある依頼者不明の高額依頼を前に数人の若者が呟いていた。
[ 高額報酬保証 ]
ホワイトな職場で残業はありません。
誰でも出来る簡単なお仕事です。
管理者候補 1名
幹部候補生 若干名
魔力大もしくは剣技スキルの方優遇。
[ 闇属性の方 大優遇 ]
勤務条件・時間等は、相談可
「ねえ。この求人はどう?」
「条件はクリアかな。しかし大丈夫な仕事かな?」
「不安定な冒険者より、定職に就いた方が生活が安定するから、絶対に必要だよ。」
「わかったよ。先ずは安定した生活を築いてから、修行開始だね。」
「でも、勇者一行なのに王国からは、支度金のみで、後は自分たちで稼げって、酷すぎない。」
「怒ったて、仕方ないさ。勇者が王様を怒らすんだもの。・・・まぁがんばろうぜ。」
そして、面接に合格した一行は、異世界の常識が解らないまま、知らぬ間に魔王となり、そして暇を見付けては勇者の修行を行ってます。
何か変な感じです。