勇者として召喚された彼らは、異世界に多くの物を残してくれた。
娯楽品・料理・年中行事 等々。
庶民から貴族・王族まで生活に切り離せない程に浸透している。
しかし、最も影響を受け過ぎているのは、何時も暇を持て余している。
神々に他ならない。
何処から聞いたのか、
「今は12月です。皆さんには平等にボーナスを支給しましょう。天使さん。ご用意を。」
「は~い。」
天使が用意したのは、皆の描画表とサイコロ?
「さてさて。帝国さんは、フムフム。評価は [ B ] です。サイコロをコロコロ。1ですね。帝国は運が無いですね。来年は少し飢饉気味に決定。
次は、王国ですか。評価は [ B ] です。サイコロをコロコロ。ありゃまぁ。6ですね。運が良いはね。来年は、豊作に決定。
さて、次の国は・・・。
国の評価は、以上で終わり。続いては、勇者の査定です。フムフム。なかなか頑張っていますね。しかし、未達成項目も有りますので、サイコロをコロコロ。ありゃ 2ですね。スキルを1個与えましょう。
魔王は、ふむふむ。少し努力が必要ですね。サイコロをコロコロ 1ですね。どうしましょうか。スキルを1個没収ですかね。
以上で今年のボーナスは終了です。」
仕事を終えた女神は、神界テレビに釘付け。
遠くから、女神を見つめる方が、一言。
「女神の評価は、[ D ] サイコロをコロコロ。1でしたね。ウフフ。
他の異世界に左遷が決まりました。御愁傷様です。」