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暗殺者という『不遇職』でも、私は可愛く生きられるでしょうか?
暗殺者という『不遇職』でも、私は可愛く生きられるでしょうか?
シロノクマ
異世界恋愛ロマファン
2025年04月04日
公開日
5.8万字
連載中
「天職」という概念が存在する世界で、15歳を迎えた少女ルゥシィ。開花式という儀式で、彼女は暗殺者という天職を告げられ、絶望する。 天職は戦闘系と非戦闘系に分かれ、平和な世界では非戦闘系が重宝される一方、戦闘系は能力を抑制する腕輪をはめられ、負け組の烙印を押される。ルゥシィもまた、戦闘系の天職を持つがゆえに、親友にも見放され、混乱の末に逃亡を図る。 逃亡中、ルゥシィは想像を絶する事態に陥り、心身ともに追い詰められる。そんな彼女を救ったのは、行方不明の兄を探す少年レインだった。 レインの調査から、ウォルテン王国で戦闘系の失踪事件が多発していることが判明する。さらに、ルゥシィ自身も記憶にない記憶や既視感を覚え始め、この世界に違和感を抱くようになる。 レインと共に理不尽な世界に抗う覚悟を決めたルゥシィは、王国の中心機関「塔」に潜入し、自身の秘密と真実に向き合うことになる。 真実を知ったルゥシィは、自らの生きる道を見定めるが、それはレインの思いとは異なる選択だった。理不尽な運命と世界に翻弄されながらも、ルゥシィは過酷な決断を下す。 少女が見つけた真実とは?彼女が選んだ道とは?そして、レインとの関係は? 運命に翻弄される少女の戦いが、今、始まる。

プロローグ:天職と少女

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