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ジョーカーの物語

今は明るく過ごしている女の子、はがかけるちゃん。

無月レオという男性とレースを楽しんでいた彼女は、彼がいなくなってから恋愛的に好きだったのだと気づき、帰国しようと考えていた。

それを止めたのが、ジョーカー。

いなくなったこと、悲しくなったことを分かり合える唯一の人だとはがかけるは語った。


街を楽しもう


亡くなった人はきっとそう言うだろう。

でも。


レースが楽しかったのに。

人もいなくなって。

楽しいこともなくなって。


楽しいものがもうなくなってきたかけるちゃんは本当に帰国をしようと考えていた。

だけど、なんの運命か。

衛星外の状態でジョーカーに会ったかけるちゃん。

ジョーカーさんと語り合う中で、ついにこらえきれず泣いたかけるちゃん。

ジョーカー自身の大変さや心折れそうになりながらも苦労した彼のことを知っているから、かけるちゃんの涙腺は決壊した。


もうこの街では恋愛できない


そう言うかけるちゃんに、辛いことはオレにぶつければいい。一緒に仕事をしよう、と声をかけてかけるちゃんの帰国を止めたジョーカー。

ゴミ箱カーを渡して、この中に入っていたら泣いててもばれないとかけるちゃんに言ったジョーカー。

それがきっかけで、ギャングのママになったかけるちゃん。


「絶対解散させません」


かけるちゃんはそう言ってくれた。

それに対してジョーカーは「俺の夢はメンバーの幸せ」と返した。


でも今。

ジョーカーはずっと夢だったギャングをばらす決意をして。

ギャング全体を動かすようなイベントを起こしてくれて。


そして。


「疲れた」


そう言って、帰国を考えている。

多分止められるのって、かけるちゃんじゃないかな。

色んな黒の人間が必死に止めてるし、警察まで「帰国する飛行機を堕とす」って言っているぐらいだ。

ノーリミメンバーも全員言った。

ジョーカーも去るならけんつも去ると言い放つほどだった。

それぐらい人を動かせるジョーカー。


本当に去っちゃうのかなぁ。

居てほしいなぁ。

とにかくかけるちゃんとどんな会話をするかが……一番、気になります。

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