ショーを見ている間に曲を作ったマックさん。
ショーの途中、客側の席に座りながら周りを見渡したマックさん。
そして、自分は一切関与せず、自分の子たちが企画してくれたと言ったマックさん。
まるで、自分の夢が叶ったかのように。
まるで、自分の役目が終わったかのように。
懐かしい歌を歌い、即興の歌を歌い、街の歌を奏でた。
最後に歌った歌では、また皆で明日笑い合えるように。
それを皆で合掌するよう促し歌い始めた。
そんな歌の最中に、増えていくマクドナルド。
「1人じゃないなこれ」
思わずそう呟いた時、彼の孤独がもし満たされたのならば。
彼の歌の中で、いつも思っていたのだけど。
グッバイ。
グッナイ。
この言葉は、ずっと未来を想定した言葉だったんじゃないかなって、思ってる。
永遠はない。
終わりは必ずくる。
イベントを通して、自分の組織の子たちに銃を持たせることは「否」と判断した。
だが、組織としてマクドナルドは。
グッバイサーカスは、ギャング。
だけど。
ヴァンさんとの対話では、まるで「ギャングとして一区切りをするために戦いたい」という風に聞こえました。
愛する子たちが自分無しで素晴らしいイベントを行ったことを見届けられたから。
もう悔いはないと言わんばかりに。
ずっと、Xdayの話をしていたけど。
まさか……消えないよね?
自分の最後は兄弟とも言える存在、ヴァンダーマーの手で、なんて、言わない……よね?