あーしは前回の配信でちょっとしたバズりを体験した。
でも、それよりも配信を頑張る。
リスナーも増えてるし、期待に応えないとね!
「今日はオークの群れを倒すよ!」
あーしは自信満々にドローンをセットし、配信スタートボタンを押した。
画面の向こうから聞こえるリスナーたちの声援が、あーしの心を熱くする。
『花緒ちゃん、今日も楽しみにしてるよ!』
『オークの群れって大丈夫?』
『花緒ちゃんの勇姿を見せて!』
「みんな、応援ありがと! 絶対にカッコイイとこ見せるから!」
ダンジョンの暗い通路を進んでいくと、奥から不気味な唸り声が聞こえてきた。
それはオークたちの声だ。
彼らは獰猛な目つきで、あーしに向かって突進してくる。
その数、ざっと十匹以上。
「よし、来なさい!」
オークのリーダー格が大きな斧を振りかざしながら突進してくる。
あーしはその一撃を冷静に避け、素早く懐に飛び込む。
拳を固め、一気にオークの腹部に突きを放った。
「せいやっ!」
ドンッ!
オークの体が大きく揺れ、苦しげに呻く。
続けて、あーしはその顎に跳び上がって蹴りを入れる。
バキッ!
「どうだ!」
オークのリーダーが地面に倒れ込むと、他のオークたちが一斉に襲いかかってくる。
あーしはその攻撃を冷静にかわしながら、次々とオークたちに攻撃を繰り出していく。
1匹目のオークに回し蹴りを食らわせ、2匹目には肘打ちを入れる。
3匹目には膝蹴りを食らわせ、その巨体を地面に叩きつける。
オークたちは次々と倒れていき、その度に配信画面に興奮のコメントが流れる。
『すごい!』
『花ちゃん、マジで強い!』
『オークの群れを一瞬で倒しちゃった!』
「まだまだこれからだよ!」
オークたちの数が減っていく中で、最後の数匹があーしに向かってくる。
あーしはその攻撃をすべて受け流し、最後の一撃を放つために力を溜める。
「これで終わり!」
最後のオークに向かって、あーしは全力で飛び上がり、渾身の突きを放つ。
その一撃はオークの胸を貫き、その巨体を倒した。
「どうだ、あーしの実力!」
リスナーたちはその勇ましい姿に感動し、コメント欄は大盛り上がり。
応援のメッセージが次々と流れてくる。
『花緒ちゃん、最高!』
『マジでオークの群れを一瞬で倒しちゃうなんて!』
『やっぱり花ちゃんは最強のダンジョン配信者だ!』
あーしはそのコメントに微笑みながら、画面に向かって手を振った。
「みんな、ありがとう!これからもあーしの配信、よろしくね!」
この配信映像はすぐにSNSや有名動画投稿サイトで拡散され、大バズりすることとなった。
あーしの名声はさらに高まり、多くの人々が彼女の勇姿に心を打たれたのである。
「弱い者を助けるのは、空手家として当然のことだから」
リスナーたちはその言葉に感動し、さらに応援のコメントを送ってきた。
あーしの勇ましさと正義感が、多くの人々の心を打ったのだ。
こうして、あーしの名声はますます高まり、次の配信も大いに期待されることとなった。
しかし、あーしは決して驕ることなく、自分の信念を貫き続ける決意を新たにした。
さあ、まだまだ行くよ!
お小遣いのために!
〈ギャル空手家・花ちゃんch〉
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